■SLIMの月面着陸実証の結果について
昨年の9月、H―2.Aロケット47号機にて種子島宇宙センターから打ち上げられた小型月着陸実証機(SLIM)は、2024年1月20日午前0時20分に月面に着陸したことが確認されました。
月面着陸成功は、世界で5カ国目となります。SLIMが挑んだ月面着陸精度100メートル以内を目指す世界初の「ピンポイント着陸」の技術実証については、達成できたと考えられます。
月面着陸後、SLIMの太陽電池が発電していませんでしたが、太陽電池に太陽光が当たるようになったことにより、再び通信を確立することに成功し、一時運用を再開しました。その後SLIMは、1月30日〜1月31日の運用を経て、休眠状態に入りました。
SLIMに搭載していたLEV‐1とLEV‐2も無事月面へ放出され、LEV‐2が撮影した画像を、地上に転送することにも成功しています。
皆さまのたくさんの応援、ありがとうございました。
■第20回種子島ロケットコンテスト開催
3月7日から3月11日の期間で第20回種子島ロケットコンテストが開催されます。
この大会は、手作りのモデルロケットや衛星機能モデル(Cansat:カンサット)を開発・製作して打上げることで技術やアイディアを競い合い、物作りの奥深さと面白さを体験する大会で、全国の社会人や大学・高専・高校などから多くのチームが参加します。
ロケット部門とCansat部門の2部門の計7種目において、技術発表やワークショップは南種子町内、競技は種子島宇宙センター竹崎グランドで実施される予定です。
(記事の内容は2月5日時点)
問合せ:宇宙科学技術館
【電話】26-9244【FAX】26-9245
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