令和6年6月11日(火)から19日(水)まで、島津海関(本市現和校区出身)が所属する日本相撲協会放駒部屋の皆さんが種子島を訪れ、本市で合宿を行いました。
13日(木)には、市役所で歓迎式が行われ、県や市・島津海郷土後援会から、鹿児島黒牛や鶏肉などが贈呈されました。歓迎式では、放駒親方が「種子島へ合宿へ来れて、嬉しく思う。自然が豊かな場所で心身ともにリフレッシュしながら、来場所へ向け、英気を養うよう稽古に励みたい。また、一人でも多くの市民の方に稽古を見ていただき、交流ができれば嬉しく思う」と挨拶され、八板市長が「本市出身の島津海関の活躍で市民の相撲への関心が更に高まっており、合宿を行っていただき大変嬉しく思う。種子島の美味しい食べ物も堪能いただきながら、来場所へ向けて頑張ってください」と歓迎の言葉を述べました。
あっぽ〜らんど屋根付き競技場で行われた稽古には、連日、多くの市民の方(延べ1000人)が見学に訪れました。
力士たちの迫力ある取組などが行われ、激しく体がぶつかり合う音、稽古の厳しさを物語る力士たちの呼吸や掛け声が会場に響き、見学者たちは固唾を飲んで見守っている様子でした。
島津海関の母校である現和小学校の児童も見学に訪れました。榎本睦弥(むつや)さん(4年)と茉椛(まどか)さん(2年)の兄妹は「お相撲さんを近くで見れて嬉しかった。体がとても大きくて、ぶつかるときは痛そうだけど、お相撲さんたちは、とても強そうだった」と話しました。
15日(土)には、市内の小中学生を対象にした相撲教室が行われ、多くの児童生徒が参加しました。
はじめに、放駒親方が直々に、しこの踏み方やすり足などの稽古の方法について説明し、島津海関ら力士たちが子どもたちを近くで指導しました。
親方の指導の後には、複数人で力士たちとの力比べ。力士たちにどうにか勝とうと、足を持ったり、後ろに回り込んだりするちびっこ力士たちの動きに、会場は歓声と笑い声に包まれました。力士たちの大きなおなかに頭をつけて力強く押そうとするちびっこ力士たちも多く、会場を盛り上げました。
また、合宿期間中に、放駒部屋の力士たちは市内の施設などを訪問し、稽古会場に来れない市民の方とも交流を深めました。
放駒親方と島津海関に、今回の合宿や今後の目標などについて、お話を伺いました。
島津海関:「部屋のみんなと一緒に地元で合宿が行えたのは大変嬉しかった。ケガの影響で苦しい場所が続いているが、素晴らしい環境で、充実した稽古を行うことができた。多くの市民の方に応援いただき、まずは幕内へ戻り、2桁勝利を目指して頑張っていきたい。これからも応援よろしくお願いします」
放駒親方:「今回の合宿では、いつもより取組数を増やしたり、特別感を出しながら行った。また、市民の方にもっと大相撲のことを知ってもらうことや触れ合うことも目的として行わせてもらった。多くの方に応援をいただき、力士たちも今後の力に変えてくれると思う。市民の方たちに感謝したい」
市民の皆さま 放駒部屋の力士へのご声援をよろしくお願いします
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