■『自立支援協議会』をご存知ですか?
障害者など生活上の困り感を抱えた方々の地域生活を支援するためには、地域にある様々な事業所が情報を共有し、必要に応じて共通の目的に向けて行政とともに施策を整えていくことが大切です。
自立支援協議会は、その中核的な役割を担う組織として位置付けられています(厚生労働省自立支援協議会ガイドラインより)。
種子島地区自立支援協議会の中核的なメンバーは島内各障害相談支援事業所の相談支援専門員や各市町の福祉担当職員ですが、他にも島内の様々な事業所の職員がその時々の目標に応じて活動に参加してくれています。
自立支援協議会ではこれまでに、車椅子のまま安全に高速船に乗ることができるよう配慮を求める要望書や、島内での喀痰吸引講習会開催を求める要望書を行政に提出してきた他、障害を抱えている方の関係者向け研修会や、障害を抱えている人の暮らしを知ることができる映画の上映会などを開催してきました。
また、自立支援協議会には子ども部会、くらし部会、はたらく部会、相談支援部会、権利擁護部会という専門部会があり、部会毎に情報を共有しながら誰もが安心して過ごせる地域づくりを目的に活動しています。今ここにこうして記事を掲載させていただいていることも、そういった活動の一環です。
地域の人々が安心して暮らせるようになるためには、その地域での暮らしに困り感を抱えている人がいることや、その背景となっている事柄について知ることがとても大切でしょう。知らなければ何も変えられませんが、知ることで変えられることがあります。
今後も自立支援協議会では、広く皆様に知ってもらいたいことをこの場をお借りしてお伝えしていきます。ホームページの方も是非ご覧ください。
文責:種子島地区基幹相談支援センター荒木潮彦
問合せ:種子島地区基幹相談支援センター
【電話】28-3633
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