■年頭のごあいさつ
種子島宇宙センター所長 砂坂義則
皆さま、あけましておめでとうございます。種子島宇宙センター所長の砂坂でございます。
地元の皆さまには、普段より、宇宙センターにおけます様々な活動に対し、ご理解と多大なるご協力を頂いてますことに、改めてお礼申し上げます。令和6年はH3ロケットの再挑戦となる試験機2号機と、続く3号機、4号機と連続の打上げに成功しました。多くの応援を頂き、職員及び関係者にとって、大きな励みとなりました。
一方で、令和6年11月には、イプシロンSロケットの第2段エンジン(固体モータ)の燃焼試験において、異常燃焼による爆発に至り、エンジンとともに試験設備も大きな損傷を受けました。この際、安全確認のため、宇宙センター周辺の道路、海岸の閉鎖が長引き、ご迷惑をおかけするに至りました。令和5年、秋田県の能代試験場で行った試験での爆発を受け、対策と改良を行っての再試験でしたが、結果として十分でなかったと考えております。早期の設備復旧と、確実な原因究明を行い、再挑戦に向けて頑張っていく所存です。
令和7年は、H3ロケットの本格的な運用とともに、多くの打上げを計画しています。これらの打上げや試験を安全に進めて参ります。また、私自身も、地元・種子島の出身ですが、宇宙センターの活動を通じ、地元と一緒に発展していけるよう貢献したいと思っております。
最後になりますが、皆様のご健勝とご発展をお祈り申し上げますとともに、これまでと変わらぬご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
問合せ:宇宙科学技術館
【電話】26-9244【FAX】26-9245
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