文字サイズ
自治体の皆さまへ

【特集】まちの家計簿(1)

1/28

鹿児島県霧島市

~霧島市の財政事情を公表します~
皆さんは給料などの入ってくるお金と、食費・光熱水費・教育費などの出ていくお金を計算しながら家計をやりくりしていると思います。
霧島市では、1年間にいくらお金が入ってくるか(歳入)と、どの仕事にいくらお金を使うか(歳出)を見積もり、計画を立てて運営しています。このようなお金の計画を見積もったものを「予算」、予算に基づいてやりくりした結果を「決算」といいます。
市では条例に基づき毎年11月、前年度決算と現年度の財政事情を公表しています。

令和4年度の一般会計の決算は、新型コロナウイルス感染拡大の影響やエネルギー・食料価格などの物価高騰に対応するため、国の補正予算などに呼応し、15号に及ぶ補正予算を編成。13弾にわたる霧島市新型コロナウイルス感染症等緊急対応策を実施したことで、歳入が総額730億4225万円、歳出が総額682億9087万円となりました。
歳入から歳出を差し引いた形式収支は47億5138万円の黒字、さらに翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支(決算剰余)は35億2092万円の黒字となりました。
決算剰余金は法令に基づき、翌年度以降に積み立てなどを行うほか、各種事業の財源として活用します。
一般会計で管理する財産には土地・建物のほか、貯金に当たる「基金」があります。
年度間の財源調整や特定の目的のための資金として積み立てています。
年度間の財源調整には、借金である「市債」を発行する方法もあります。長期間利用する施設建設のため、次世代にも費用を負担してもらうような場合に有効な手段で、後の返済が大きな負担とならないよう計画的な発行に努めており、合併以降は残高が減少しています。

◆一人当たりに使ったお金は
歳出決算額…682億9,087万円÷令和5年1月1日現在の人口…124,751人
=54万7,417円でした。

■令和4年度一般会計の決算
◇歳出 682億9,087万円
◇歳入 730億4,225万円

◎財産の状況(令和5年3月31日現在)

(企業会計を除く)

◎市債残高の推移(令和4年度末現在)

(企業会計を除く)
※平成30年度までは下水道分を含む。

▽用語説明(歳入)
市税:市民税や固定資産税など市に納められた税金
国庫支出金:市が行う特定の事業に対して、国から交付されたお金
地方交付税:地方公共団体が等しく行政サービスを提供できるよう、一定の基準により国から自治体に配分された税金
県支出金:市が行う特定の事業に対して、県から交付されたお金
繰越金:前年度から繰り越されたお金
繰入金:基金(市の貯金)や特別会計などから繰り入れられたお金
市債:市が行う公共事業などの財源として、財政負担の平準化と世代間の負担の公平化などを図るため、国などから借りたお金
その他:地方消費税交付金、使用料及び手数料、諸収入、地方譲与税、分担金及び負担金、財産収入、寄附金として納められたお金など

▽用語説明(歳出)
民生費:高齢者や障がい者、児童の福祉推進などに使われたお金
総務費:総務人事管理、財産管理、企画調整、地域振興、税務事務などに使われたお金
公債費:これまでに公共事業などの財源として借り入れた借金(市債)の返済に使われたお金
教育費:公立学校の管理運営や施設整備、生涯学習の推進などに使われたお金
衛生費:ごみ、し尿の処理や予防接種などに使われたお金
土木費:道路や公園、公営住宅などの整備に使われたお金
商工費:商業や観光の振興、企業誘致などに使われたお金
その他:消防費、災害復旧費、議会費、労働費、農林水産業費などに使われたお金

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU