霧島市にはたくさんの企業があり、そこで多くの若者が生き生きと働いています。このコーナーでは、そんな企業や若者の暮らしを紹介します。
第70回は、鹿児島精機株式会社の米永将也さん(27)です。
就職を控える生徒や学生の皆さん、ぜひ霧島市で働き・暮らすという未来を描いてみませんか。
■確かな技術力で難しい要望にも応える。
鹿児島精機株式会社 製造部組立事業課
米永 将也さん(27)
隼人町出身。令和4年入社。趣味は釣りやキャンプ、温泉巡り。特技はバスケットボール。隼人町在住。
「福利厚生が充実しています。」
◆ON
半導体製造装置や医療機器の部品、精密部品などの製造分野で県内トップクラスのシェアを誇るのが、溝辺町に本社を置く鹿児島精機(株)です。
「大量生産ではなく、1個から100個程度の単位で多品目の部品の製造を請け負っています。手間のかかる難しい加工や細かい要望に対応できるのが強みです」とCFO(最高財務責任者)兼社長室長の德永佑太さんは胸を張ります。同社のパンフレットに並ぶ「精密機械部品のスーパーマーケット」の文字に、技術力に対する自信が垣間見えます。また、働き方の多様化や「働き方改革」の影響を受け、徐々に副業を解禁する企業も増えつつある昨今、同社でも副業を奨励。採用試験の面接で副業希望の有無を尋ねることもあり、実際に約1割の社員が副業をしているほか、社員の情報発信力の向上を狙ったSNS手当などユニークな制度も取り入れ、働きがいのある職場づくりに取り組んでいます。
同社の製造部組立事業課で働くのが、入社2年目の米永将也さん(27)です。一度は教育関係の仕事に就きましたが、いろいろな人と関わることができる仕事がしたいと転職を決意。就職活動の中で同社に出会います。採用試験の社長面談で業務内容や経営方針を聞き「この会社で働きたいという思いが強くなった」と話す米永さん。入社時は営業職でしたが、新工場の建設を機に希望がかなって現在の部署に異動しました。「今の業務は自分の作った物を形として見ることができます。組み立てた製品が数ミクロンの誤差で動かないなど苦労もありますが、その分やりがいがあります」と笑顔を見せます。
いつの日か、趣味の釣りやキャンプの道具などを作る副業もやってみたいと話す米永さん。「今年の夏は希望して海外研修にも行かせてもらいました。これからもいろいろなことにチャレンジしたい」と目を輝かせながら、今日もものづくりに挑みます。
▽取材協力企業
鹿児島精機株式会社
溝辺町有川1655
【電話】59-3304
【URL】https://www.kagosima.co.jp/
※「鹿児島精機」で検索
代表者:山村 幸弘
創業:昭和50年10月
資本金:2,400万円
売上高:12億2,300万円(令和4年10月期)
初任給:18万~30万円
平均年齢:41歳
従業員数(男/女):49人(27人/22人)
有給休暇の平均取得日数:8日/年
採用実績(新卒/中途):17人(0人/17人、令和5年度)
月平均残業時間:12時間
育児休業取得者数(男/女):1人(0人/1人、令和3年度)
勤務時間:午前8時~午後5時(年間休日115日)
※業務によってはシフト制。
◆OFF
小学生の頃からやっているバスケットボール。今も二つのチームに参加しており、疲れた体を癒やすために、温泉は欠かせません。よく行くのが国分重久にある「古民家村家族湯天空」。夜も遅くまで営業しているので、練習帰りに利用できるのがいいですね。家族湯ですが1人でも利用でき、ゆっくりと温泉を楽しむことができます。源泉かけ流しの湯はナトリウム炭酸水素塩泉で、漬かっただけで肌はまるでせっけんで洗ったようなつるつるとした感触になります。
この温泉をお勧めする一番の理由が、全室に完備された本格的なドライサウナ。最近はやりのサウナを貸し切りで思う存分楽しめます。
年中無休で営業しており、良質の泉質と充実した設備で人気があるので、電話で空き状況を確認してから行くことをお勧めします。
▽お薦め
古民家村 家族湯天空
場所:国分重久339-1
営業時間:午前10時~午前0時(退室)
定休日:なし
駐車場:32台
問合せ:古民家村 家族湯天空
【電話】47-7171
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