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第二次霧島市総合計画に基づいて(1)

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鹿児島県霧島市

霧島市では、総合計画に基づき、まちづくりを進めています。市の将来像は「人にやさしく人をはぐくむ一人ひとりが輝きにぎわう多機能都市」。これを実現するために六つの政策を設定しています。今回は令和5年度に実施した事業の一部を紹介します。

★の事業は地方創生臨時交付金活用事業
※事業費は千の位を切り上げています。

■やさしさ「誰もが支えあいながら生き生きと暮らせるまちづくり」
本市では多様な立場の地域住民が役割を分担し、支え合いながら自分らしく活躍できるコミュニティを育成し、公的な福祉サービスと融合した、地域における包括的な支援体制の構築を推進しています。活力ある地域社会を築いていくために、ライフステージや個人の健康状態に合わせた健康づくり、病気の予防を支援するとともに、市立医師会医療センターの機能拡充など、保健・医療体制の充実を図っています。
妊娠期から乳幼児期までの切れ目のない支援によって、誰もが安心して子どもを産むことができ、子育ての幸せや楽しさを実感できる環境を整備しています。共生社会の実現に向け、高齢者や障がい者(児)の支援を充実させ、誰もが支え合いながら生き生きと暮らせるまちづくりを目指しています。

○高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業
事業内容:心身機能の維持・向上やセルフケアの習得、地域活動への参加を図るため、座ってできる運動や栄養・口腔ケアなどの講話を行う運動体操サロンを実施
事業費:517万円
実施地区:全域

[INTERVIEW]
安全装置が設置された送迎バスの利用者
西村世里香さん(35)国分在住
颯将(そうすけ)ちゃん(6)・涼香ちゃん(3)
▽二重の置き去り防止対策に安心感
2年前に県外で発生した、送迎バスの置き去り事故。熱中症で亡くなった園児と同じ年齢の子どもを持つ私にとっては、他人事とは思えませんでした。その後、置き去り防止ブザーの設置が義務付けられ、わが子が通う認定こども園のバスにも設置されました。子どもが楽しみにしている園外保育でもバスの出番が多いので、先生方の目視だけでなく機械を使った確認の目が増えることは、子どもたちの安全と保護者の安心につながるのでうれしいですね。

■にぎわい「産業の活力があふれ、交流と賑わいが生まれるまちづくり」
南九州の交通の要衝である本市の特性を生かして、観光振興など多角的な視点から、国内外から多くの人が訪れ、人々が行き交うまちづくりを目指しています。
商工業では創業しやすい環境の整備や地場産業の競争力強化を図るとともに、社会経済の環境や需要の変化に対応した企業誘致を進めることで働く場を確保し、若者が地元で働ける環境の整備に取り組んでいます。農林水産業では経営基盤を強化し、担い手を確保・育成することで強い産業を築くとともに、地域の特性を生かした6次産業化・ブランド化の推進で付加価値の向上や、地産地消・地産外消を図っています。

○AI活用型オンデマンドバス実証運行事業
事業内容:AIオンデマンド交通「きりしまMワゴン」の実証運行を開始し、新たな交通システムとしての導入効果を検証
事業費:1,588万円
実施地区:国分・隼人の一部中心市街地、溝辺の北部エリア

■くらし「みどりあふれる快適で暮らし続けたいまちづくり」
本市は風光明媚(めいび)な自然に加え、広域的な交通網が整備された、利便性の高い都市機能を持っています。この特性を生かし、道路や住宅、超高速ブロードバンドを整備し、生活基盤のさらなる充実を図っています。ごみの減量・資源化や環境美化活動などによって環境負荷の軽減と自然環境の保全を進め、将来にわたって都市と自然との調和を持続発展させていきます。
誰もが安全で安心な生活が送れるように、災害に強い防災基盤の整備や救急・救助体制の充実、交通安全・防犯対策や健全な消費生活の推進に取り組んでいます。
地域で助け合える仕組みを構築し、関係機関との連携によって防災力・防犯力を高め、快適で暮らし続けたいまちづくりを推進しています。

○公園改修事業
事業内容:東公園、松木野口地区ふれあい広場、日当山温泉公園、まきのはら運動公園の遊具改修
事業費:4,070万円
実施地区:国分、隼人、福山

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