■頂を目指す2人のルーキー
岩元侑莉さん(20)国分出身
ニックネーム=ゆうり
背番号=14
競技歴=霧島クラブ→舞鶴中→国分中央高校
ポジション=センターバック(CB)
趣味など=暇な時間を見つけてギターの練習中
川島芽依さん(23)湧水町出身
ニックネーム=しま
背番号=18
競技歴=霧島クラブ→鹿児島南高校→大阪体育大学
ポジション=レフトバック(LB)
趣味など=息抜きにドライブ
今年産声を上げた国内最高峰のハンドボール新リーグ「リーグH(エイチ)」。本市を活動拠点とするソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(株)ブルーサクヤは、愛称をブルーサクヤ鹿児島に改め参戦し、6試合を戦い終えた時点で首位と、好スタートを切っています。(12月3日現在)
新リーグ元年の今年、同チームに加入した選手の中に、霧島ゆかりの選手が2人います。岩元侑莉さん(20)と川島芽依さん(23)です。
2人の出会いは、本市で活動するジュニアハンドボールチーム・霧島クラブ。岩元さんのお姉さんが川島さんと同級生という間柄もありましたが、当時は話をしたことがありませんでした。
岩元さんがハンドボールを始めるきっかけになったのは、小学3年生のときに体験した、ブルーサクヤの選手による出前授業。「選手がかっこよくて、自分もやってみたいと思いました」と当時を振り返ります。国分中央高校に進学し、部活に精を出す日々を送りましたが、「高校卒業と同時にハンドボールをやめて、他にやりたいこともあって専門学校に進みました」と一度はハンドボールから離れた岩元さん。そんな中、選手として戻るきっかけになったのが、昨年の「かごしま国体」でした。「もう一度ハンドボールをしないかとの誘いもずっと断っていましたが、練習だけでもと言われて参加しているうちにまんまと。今ここにいます」と岩元さんは笑います。
川島さんがハンドボールを始めたのは小学4年生の時。「霧島クラブのコーチをしていた伯母に誘われて、練習に行くようになりました。毎回伯母に送迎をしてもらっていたことを思い出します」と懐かしそうに話します。鹿児島南高校から大阪体育大学へ進学し、ハンドボールに打ち込んだ川島さんもまた、かごしま国体に県代表として出場。「お互いちゃんと話をしたのが国体の時でした。歳も近くて、チームも和気あいあいとした雰囲気で本当に楽しかったです」と笑顔を見せる2人は、今年の国民スポーツ大会にも県代表として出場しました。
リーグH元年の女王を目指すブルーサクヤ鹿児島。個人の目標を尋ねると「まずは少しでも多く出場したい。自分のプレーでゲームの流れを変えられるような選手になりたい」と力を込める川島さん。岩元さんも「司令塔のポジションなので、しっかりとゲームメークをできるようになりたい。プレーを見た人から憧れられるような選手になりたい」と意気込みます。
本市に本拠地を置くスポーツチームで、国内トップリーグで戦っているのはブルーサクヤだけ。「観戦した子どもたちが、将来ブルーサクヤに入りたいと思うように頑張りたい」と活躍を誓う2人に、これからも目が離せません。
◆間近でブルーサクヤを応援しよう
ブルーサクヤのホームゲームは桷志田(かくいだ)体育館(国分体育館)で開催されます。市では仮設アリーナ観客席を整備し、1月から使用開始予定です。ぜひ会場でブルーサクヤを応援しましょう。
▽2025ホームゲーム
※4月以降のスケジュールは決まり次第発表されます。
1/13(月)・(祝)14:00 vs HC名古屋
1/24(金)18:30 vs 熊本ビューストピンディーズ
3/1(土)13:00 vs プレステージ・インターナショナルアランマーレ富山
3/20(木)・(祝)14:00 vs 北國ハニービー石川
3/29(土)14:00 vs 飛騨高山ブラックブルズ岐阜
※リーグHホームページはこちら(日程や試合結果など)(本誌PDF版17ページ参照)
※ブルーサクヤホームページはこちら(本誌PDF版17ページ参照)
<この記事についてアンケートにご協力ください。>