霧島市にはたくさんの企業があり、そこで多くの若者が生き生きと働いています。
このコーナーでは、そんな企業や若者の暮らしを紹介します。
第78回は、鹿児島交通株式会社国分営業所の川迫勇史さん(45)です。
就職を控える生徒や学生の皆さん、ぜひ霧島市で働き・暮らすという未来を描いてみませんか。
■安全運転を第一に、地域の交通を支える。
鹿児島交通株式会社 国分営業所
川迫 勇史さん(45)
令和6年入社。趣味はドライブ。特技は掃除。
「和気あいあいとした明るい雰囲気の職場です。」
◆ON
県内の陸上・海上・航空事業を網羅するいわさきグループ。その中で各地域の路線バスなどの運行を手がけ、地域の交通を支えているのが鹿児島交通(株)です。県内に八つの事業所を展開し、国分営業所では鹿児島空港と県内各地を結ぶ重用な役割を担っています。
社員の暮らしの充実を目指す同社は、子どもの人数に応じた家族手当の支給や、家族が無料で自社バスに乗車できる家族乗車証を発行するなど、福利厚生に力を入れています。人材確保にも注力し、最長75歳まで就労可能なほか、入社後にバスの運転免許取得を支援する養成コースを設けています。「まだ運転免許がない人でも、バス運転手が就職の選択肢の一つであってほしい」と話すのは、安全指導部長で採用担当を務める春田正まさ三みさん(62)です。「霧島市は市内のバス業者などに正規雇用された運転手へ就労支援補助金を交付しているので、検討材料の一つにしてもらえたら。ベテランのバス運転手になってからも個人の能力に応じた研修を行うなど、スキルアップを支援しています」と力を込めます。
国分営業所でバス運転手を務めるのが、入社1年目の川迫勇史さん(45)です。「バスの運転手不足をきっかけに便数が減り、車を持たない高齢者や学生の生活が不便にならないよう自分が役に立ちたかった」と、勤めていた運送会社を退職し、同社に入った川迫さん。過去にバス運転手として勤めた経験を生かし、常に乗客の安全に気を配る川迫さんは、乗車中の自動アナウンスに加え、自分の声で温かみのある安全な乗車を呼びかけます。「命を預かる責任の大きさや勤務時間の長さなど、バス運転手ならではの大変さがあります。それでもお客さまを目的地まで安全に届けて、ありがとうと言ってもらえると、やりがいや達成感もひとしお。これからも地域の交通の要であり続けられるよう、安全運転で頑張ります」
▽取材協力企業
鹿児島交通株式会社 国分営業所
国分福島三丁目10-586-3【電話】45-6733
【URL】https://www.iwasaki-corp.com/
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▽会社情報
代表者:岩崎 芳太郎
創業:昭和39年9月
資本金:2,000万円
初任給:18万円~
月平均残業時間:30時間
平均年齢:57歳
採用実績(新卒/中途):2人(0人/2人、令和6年度)
従業員数(男/女):25人(20人/5人)
有給休暇の平均取得日数:16.0日/年
育児休業取得者数(男/女):2人(2人/0人、令和3年度)
勤務時間:午前5時30分~午後9時(実働7時間のシフト制)(年間休日102日)
※地域公共交通等乗務員等確保支援事業についてはこちら(本誌PDF版10ページ参照)
※市ホームページで、このコーナーのバックナンバーをご覧いただけます。(本誌PDF版10ページ参照)
◆OFF
ラーメンが好きで、普段からおいしいお店を探しています。そんな時に見つけたのが隼人町にある鹿児島ラーメンみよし家。鶏と豚骨からだしを取ったあっさりスープが特徴のラーメンで、老若男女問わずスープまで飲み切る人も多いのだとか。私のお薦めはチャーハンセットで、付いてくるギョーザも相性抜群です。もちっとした食感の自家製麺は、その時の湿度に応じて、水の量を調整するそうですよ。添加物をなるべく使わず、素材の味が存分に引き出されたこだわりの一杯は、食べれば長年愛されている理由がよく分かります。
さまざまな割引や不定期でギョーザなどの食べ放題イベントも開催されるので、家族や友人とお腹を空かせて行ってみてください。
▽お薦め
鹿児島ラーメンみよし家空港バイパス店
場所:隼人町西光寺1016-1
営業時間:午前11時~午後8時30分オーダーストップ
駐車場:20台
問合せ:鹿児島ラーメンみよし家空港バイパス店
【電話】43-5181
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