冬になると空気が乾燥し、暖房器具などを使用する機会も増えることから、火災が発生しやすくなります。一人一人が防火意識を持って予防に取り組み、火災から大切な人と財産を守りましょう。
■住宅用火災警報器は点検・交換を忘れずに
火災の発生を音や音声で知らせる「住宅用火災警報器」は、就寝中などに起きた住宅火災から「逃げ遅れ」による死者の発生を防ぐため、平成23年から全ての住宅に設置が義務化されました。令和6年5月現在、市内の設置率は85%です。未設置の住宅は早めに設置して、安心して暮らせる環境を作りましょう。
住宅用火災警報器は、古くなるとセンサーなどが寿命を迎え、火災を感知しなくなり危険です。10年を目安に交換してください。寝室だけでなく、台所など火災発生の危険性が高い部分にも設置しましょう。
住宅用火災警報器は、ホームセンターや家電量販店で購入できます。
■連動タイプの警報器がより効果的です
住宅用火災警報器の設置が義務化された当初は、火災を感知した機器のみが警報音を発する単独タイプがほとんどでしたが、近年は感知した機器以外の機器も同時に警報音を発する連動タイプのものが販売されています。
最近の住宅は気密性が高く、警報音が他の部屋で聞こえない恐れがあり、逃げ遅れの危険性があります。これから設置・交換する人は、連動タイプを設置しましょう。
■住宅火災からいのちを守る10のポイント
▼4つの習慣
◦寝たばこは絶対にしない、させない
◦ストーブの周りに燃えやすい物を置かない
◦こんろを使う時は火のそばを離れない
◦コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く
▼6つの対策
◦ストーブやこんろなどは、安全装置の付いた機器を使用する
◦住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する
◦部屋を整理整頓し、寝具や衣類、カーテンは防炎品を使用する
◦消火器などを設置し、使い方を確認しておく
◦高齢者や体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確保し備えておく
◦防火防災訓練への参加や戸別訪問などで地域ぐるみの防火対策を行う
問合せ:消防局予防課
【電話】64-0433
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