【未来を育む新たな1年】
3月議会定例会が2月19日から3月27日まで開かれ、中重真一市長が令和6年度の施政方針を述べました。当初予算と併せ、概要をお知らせします。
本年1月1日の能登半島地震発生に伴い、本市では義援金箱の設置や市営住宅の提供などを行うとともに、関平鉱泉水の提供や人的支援を行っていきます。被災地の1日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
昨年は新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類に移行し、延期されていた国民体育大会と全国障害者スポーツ大会が「特別大会」として開催。(仮称)霧島スマートインターチェンジの新規事業化決定や新大関「霧島」の誕生など明るい話題も多く、コロナ下からの回復を実感した年でした。
本年は、霧島市雨水管理総合計画に基づく調整池などの整備や(仮称)霧島市総合保健センターの本体工事に着手するほか、10月末には霧島市立医師会医療センターの新病院が完成するなど、公約に掲げたさまざまな施策が実現に向けて大きく前進する年となります。
また、原油価格や物価高騰の影響を受ける市民生活と地域経済を守る各種対策をはじめ、デジタル化の進展や脱炭素社会の実現など社会環境の変化にも的確に対応し、市勢の着実な成長につなげてまいります。
●建設事業費など予算7.2%増
令和6年度は「持続可能な健全財政の確立」、「将来の市民負担軽減」、「スクラップアンドビルドの推進」、「市民への説明責任」を基本的な考え方として、行政の効率化・合理化を一層推進し、市民の生命・財産を守る総合治水対策や自治体DXの推進、国が進める次元の異なる少子化対策への対応など、幅広い世代に対して切れ目なく効果的な施策を展開するとともに、令和5年度補正予算と一体的に実施する物価高騰等緊急対応策第1弾などを盛り込んだ、過去最高となる総額695億8千万円の予算を編成しました。前年度と比較すると、(仮称)霧島市クリーンセンター建設事業や隼人駅東西自由通路整備事業、(仮称)霧島スマートインターチェンジ整備事業などの経費や児童手当の制度改正に伴う扶助費などにより、7.2%の増となっています。
これまで「経営健全化計画」に沿った適切な行財政運営に努めた結果、「持続可能な健全財政」を構築してまいりました。しかしながら、今後の一般財源の安定的な確保は不透明な状況であり、加えて次元の異なる少子化対策や物価高騰への対応など、行政需要は増大する見込みです。
引き続き、行財政改革を積極的に推進し、改定した経営健全化計画(第4次)の下、健全な財政運営の堅持に努めます。
■一般会計歳出(性質別)
■一般会計歳入
■一般会計歳出(目的別)
※グラフ内の(%)は構成比。
※市の当初予算は財政課、情報公開コーナー(国分シビックセンター行政庁舎4階)、隼人地域振興課、各総合支所地域振興課、市ホームページなどで公開しています。
※施政方針の全文は市ホームページ「市長の部屋(これからの市政)」に掲載しています。
※予算書はこちら(本紙PDF版3ページ参照)からご覧ください。
「霧島市予算書」で検索
問合せ:
施政方針について…企画政策課【電話】64-0914
当初予算について…財政課【電話】64-0917
<この記事についてアンケートにご協力ください。>