霧島市にはたくさんの企業があり、そこで多くの若者が生き生きと働いています。
このコーナーでは、そんな企業や若者の暮らしを紹介します。
第74回は、株式会社divx(ディブエックス)の西園友加里さん(32)です。
就職を控える生徒や学生の皆さん、ぜひ霧島市で働き・暮らすという未来を描いてみませんか。
■新しい技術とアイデアで課題解決をサポート。
株式会社divx エンジニア
西園 友加里さん(32)
奄美市出身。第一幼児教育短期大学幼児教育科卒業。令和6年入社。趣味は旅行。国分在住。
「すてきなスタッフに囲まれて働きやすいです。」
◆ON
最近よく見聞きする「DディーエックスX」という言葉。デジタルトランスフォーメーションの略語で、デジタル技術を使って社会や生活の形を変えることを指します。ホームページやスマートフォン用アプリの開発など、企業のDX推進を支援する(株)divx(ディブエックス)は、令和5年6月、隼人町小浜に霧島ラボ(※)を開設しました。
「農業などの第一次産業や酒造業などの第二次産業にIT技術を取り入れ、DXにつなぐための研究開発を行っています」と話すのは、同ラボのチームリーダー・敷田祐一さん(39)です。「自然の恵みが豊かで、都会ではできない面白い仕事ができるのではと期待しています。全国に拠点を開設する目標もあるので、霧島での成果を足掛かりにしたい。地元の企業と一緒にゼロからDXのビジネスモデルを作り上げ、同時に地元のIT人材の育成などにも貢献できれば」と敷田さんは力を込めます。同社はリモートワークが基本のため出社は週3日程度。男性社員の育児休暇取得率は100%で、東京都の「TOKYOパパ育業促進企業」のゴールド企業に認定されるなど、働きやすい環境が整っています。
同ラボでエンジニアとして働くのが西園友加里さん(32)です。短大を卒業後保育士として働き、その後IT関連企業への転職を経て今年3月、同社に入りました。「姉が働いている縁で転職しました。仕事内容には多少の経験はあったものの、お客様が抱える問題や要望はさまざま。それに応えられるようにまだまだスキルアップが必要で、先輩方が優しく教えてくれるので助かっています。少しずつ重要な業務も任せてもらえるようになり、毎日楽しく仕事に向き合えています。経験を積んで、難しい仕事も任せてもらえるようになりたい」と西園さんは意気込みます。「霧島市で、第一次・第二次産業へのDX化などに挑戦し、地域社会に貢献してみませんか」
(※)ラボラトリーの略語。研究所、実験室。
▽取材協力企業
株式会社divx(ディブエックス)
隼人町小浜28 Obama Village【電話】090-3139-8404[敷田]
【URL】https://www.divx.co.jp/
※「divx」で検索
▽全社情報
代表者:物部英嗣
創業:令和3年
資本金:2,000万円
初任給:25万円~
平均年齢:32歳
月平均残業時間:12.5時間
採用実績(新卒/中途):16人(11人/5人、令和6年度)
従業員数(男/女):123人(80人/43人)
有給休暇の平均取得日数:9.6日/年
育児休業取得者数(男/女):3人(3人/0人、令和3年度)
勤務時間:午前9時~午後6時(年間休日120日以上)
◆OFF
私の楽しみの一つが、近くに住む姪っ子2人と遊ぶことで、温泉や公園などいろいろな所に出かけます。中でもお気に入りは、国分の上野原テクノパークにある霧島市こども館です。全天候型の屋内施設だけでなく、屋外にあるツリーハウスなども子どもたちに人気があります。
私のお気に入りは3階の展望デッキ。桜島や錦江湾、霧島連山を一望できて爽快な気分になります。無料で利用できる望遠鏡が設置されており、自分が暮らす街を眺めながら、いろいろな場所や物を探して楽しんでいます。休憩スペースはお弁当なども持ち込めるそうなので、景色を眺めながらゆっくりと過ごすのもお勧めですよ。
▽お薦め
開館3周年記念イベント
日時:7月20日(土)・21日(日)午前9時~午後3時
対象:未就学児と保護者
内容:スタンプラリー、うちわ作り、バルーンショーなど
※詳細はこども館ホームページを確認ください。
市こども館
場所:国分上野原テクノパーク2-1
開館時間:午前9時30分~午後0時30分、午後1時30分~5時
休館日:火曜(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月3日
駐車場:52台
問合せ:市こども館(すかいぴあ)
【電話】46-8485
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