自由部門151点、テーマ部門140点、ジュニア部門2,506点、計2,797点の応募があり、各部門の最高賞「きりしま大賞」6点を含む特別賞144点、優秀賞16点、入選456点が選ばれました。
ここでは特別賞以上の受賞者の一部を紹介します(敬称略)。
作品は市ホームページに掲載しています。
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※詳細は本紙PDF版7ページをご覧ください。
■講評
▽馬越陽子審査員
この度20回展を迎えたことは、この土壌に根ざしたゆるぎない制作への発露と感じている。特に感銘を受けたのは高校生の作品だった。真摯(しんし)な態度で素直に画面と向き合い一筆一筆に絵を描くことの喜びがあった。絵を描くことは日常の雑念から解放され、喜びそのものである。若い人々の力が未来を支える力となる希望こそこれからの灯(ともしび)となるでしょう。
▽森一浩審査員
霧島の名だたる風物詩にちなんだタイトルが多く、その意味を受け止めながらの審査になった。自由部門の第20回記念賞に高校生が入っているのが、この記念展に大きな花を添えてくれている。受賞した吉元杏姫(あずき)さんの作品『清水鬼火焚(た)き』は、燃え盛る炎にたじろぎながら、右手に鈴、左手にしゃもじを持って自分を鼓舞しているのだろう。顔の表情が今風で、面白さの中、現状を的確に風刺している。
▽武田信雄審査員
県内でジュニア展を開催している自治体はまれで誇れることであり、児童生徒にとってもありがたいことである。
のびやかで個性的、創造豊かで発達年齢にふさわしい表現であるか考慮し審査に当たった。
問合せ:きりしま美術大賞展実行委員会事務局(スポーツ・文化振興課内)
【電話】64-0710
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