■最先端の技術で地域医療を支える
姶良・伊佐保健医療圏の高度専門医療を担う市立医師会医療センター。建築から40年以上が経過し、老朽化した施設の一新と病院機能の強化のため、平成31年に策定した基本計画に基づき建設を進めてきた新病院が、いよいよ2月1日(土)に開院します。
1階に外来機能を集約し、2階には管理機能のほか手術室やHCU(高度治療室)、3階から5階にかけて病棟、最上階の6階には人間ドックの受付などを配置します。診療科目は現在の17科から25科に増え、病床は254床(うち4床は感染症病床)を設けます。
急性期病院としての高度専門的な医療機能や、地域医療支援病院として地域の病院・診療所の支援、二次救急の拠点病院としての機能などを有する新病院。その機能を存分に生かし、姶良・伊佐保健医療圏の中核病院として、今後はさらに市民の皆さまへ質の高い医療サービスを提供できるよう努めていきます。
なお、令和9年のグランドオープンに向け、引き続き解体工事や外構整備を行いますので、ご理解ご協力をお願いします。
※移転準備のため、1月20日(月)~2月4日(火)の期間は診療制限を行います。詳細は市立医師会医療センターホームページをご覧ください。
◎2/1(土)開院(市立医師会医療センター敷地内)
▽人間ドック
雄大な桜島を望む最上階には、人間ドックの受付や更衣室、採血室、診察室、休憩室などを配置。男女別のエリアに分かれており、受診者のプライバシーに配慮した設計となっています。※検査は主に1階で行います。
▽デイルーム
病棟各階には、患者や家族が自由に利用できるデイルームを配置。3階にはベッドに寝たまま外に出られる屋外テラスも。自室とは異なる環境で過ごすことで、孤独感の軽減や気分転換につながります。
▽内視鏡手術支援ロボット「ダビンチ」
患部の立体画像を見ながら遠隔操作でアームを動かす、ハイテク技術を駆使した画期的な手術法。傷口が小さいので術後の痛みや出血量を少なく抑えることができ、身体的な負担が軽減できます。
▽PET(ペット)-CT
細胞の活動状況を撮影できるPET検査と、体の中の様子を立体的に撮影できるCT検査を組み合わせた高度医療機器。一度の撮影でほぼ全身を診ることができ、がん診断に有用な検査が可能です。
▽全室個室 感染リスクやプライバシー問題を解消
入院生活をより安心・快適に過ごせるよう、病室は全て個室となっています。全室にトイレと洗面台を完備し、テレビと冷蔵庫は有料で利用できます。シャワー室を備えた特別室(差額ベッド代が必要)も11室あり、一般の個室と比べて床面積や収納スペースが広く設計されています。
▽フロアマップ
※詳細は本紙PDF版11ページをご覧ください。
○診療科目(全25科)
内科、消化器内科、循環器内科、糖尿病・内分泌内科、血液内科、緩和ケア内科、呼吸器内科、脳神経内科、外科、消化器外科、呼吸器外科、心臓血管外科、整形外科、脳神経外科、耳鼻咽喉科・頭頸けい部外科、泌尿器科、乳腺腫瘍外科、小児科、小児外科、救急科、放射線科、麻酔科、歯科口腔外科、婦人科、リハビリテーション科
問い合わせ先:
健康増進課【電話】64-0739
市立医師会医療センター【電話】42-1171
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