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霧島山と錦江湾の魅力再発見「霧島ジオパークの旅」vol.12

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鹿児島県霧島市

〜山で幸せ、海で幸せ〜

日本で最初の国立公園・霧島錦江湾国立公園がある霧島市。市内全域の自然や文化などは霧島ジオパークとして、日本ジオパークに認定されています。霧島山や錦江湾をはじめとする、魅力あふれるスポットを紹介します。

■さまざまな植生で、見る人を魅了する霧島山。今回は霧島ジオガイドネットワークの黒田和則さんに、大浪池(おおなみのいけ)に咲くマンサクの魅力を聞きました。

《春を告げるマンサクの花》
霧島山の春は黄色から始まるといわれます。主に大おおなみの浪池いけ周辺に自生するマンサクは、特徴的な花を咲かせます。

▽霧島ジオガイドネットワーク
黒田和則さん
「マンサクの花言葉は「幸福の再来」です。」

マンサクの名前の由来は雪が残る早春に「まず咲く」という説や、花が多く咲いた年は豊作になるという「万年豊作」のいわれなど諸説があります。
マンサクは大浪池を囲む登山道のうち、特に東回りコースに点在していて、樹高は3m~5mほどです。たくさんの花が咲く年には、黄色のトンネルができることもあります。マンサクの黄色は、青色の大浪池の湖面や青空によく映えます。
大浪池は約5万年前の大噴火によってできた火口湖を持つ、氷期を経験した比較的古い山。そのためマンサクの他にも、四季を通じて豊かな植生を楽しむことができます。
大浪池で見られるマンサクの開花時期は、2月から3月にかけて。雪で真っ白になった韓国岳(からくにだけ)の姿と一緒に、黄色の花を愛でられるかもしれません。登山の際には、火山・登山情報をしっかり確認し、携帯トイレや行動食などの準備も整えてから登るようにしましょう。

※スポット情報の詳細は本紙PDF版13ページをご覧ください。

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