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自治体の皆さまへ

市長からのメッセージ

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鹿児島県鹿児島市

■この一年を振り返って
クリスマスの装いのまちを多くの人が行き交い、にぎやかな師走の訪れを感じます。
今年はコロナ禍からの社会経済活動の正常化が進み、本市でも、かごしま国体・かごしま大会や高校生の総合文化祭をはじめ、全国規模の大会を相次いで迎え、サマーナイト大花火大会やおはら祭も四年ぶりに観覧制限なしで開催するなど、たくさんの交流とにぎわいが生まれました。まちに笑顔があふれた年になり、心からうれしく思います。
人もまちも活気を取り戻す中、人口減少時代を見据え、選ばれる鹿児島市になるための重点的な取り組みを積極的に進めた年でもありました。
子育て環境の充実については、待機児童の解消を最優先課題として、保育の受け皿や保育人材の確保などに様々な対策を講じ、待機児童の数を大きく減少させることができました。
また、コロナ禍の生活に利便性をもたらしたデジタル技術は、誰もが住みよいまちに向けてその活用の場を広げています。市のほとんどの施設で予約から支払いまでインターネットでできるなど、「行かなくてもいい市役所」づくりを進め、公共交通が不便な地域での新たな交通手段の実証実験として、AI(人工知能)を用いた予約型の乗合送迎サービスも始めました。
さらに、稼げるまちづくりの推進に当たっては、中心市街地の各所で歩行者天国などの催しが次々に繰り広げられるなど、地域や事業者の皆さん、若い世代の皆さんと手を携えて、まちの新たな活力づくりに取り組むことができました。多機能複合型スタジアムの整備についても、引き続き多くの皆さんと共に考え、検討を行ってまいります。
来年は、市長としての任期の締めくくりの年となります。この三年間、市政運営に賜った多くのご理解ご協力、温かい励ましに深く感謝申し上げます。長引く物価高騰への支援などにしっかりと取り組みながら、市民の皆さんとお約束した諸施策の総仕上げに全力を尽くし、市勢の発展にまい進してまいります。
令和6年が希望にあふれる素晴らしい年となりますよう心よりお祈りいたします。

鹿児島市長 下鶴隆央

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