■ぜいたく・特別ではない「産後ケア」(鹿児島中央助産院)
(ひろばサポーター 田中)
自分の妊娠がきっかけで、気になっていた「産後ケア」。SNSで見たことがあるママも多いのでは?今回は、市が事業を委託する施設の一つ「鹿児島中央助産院」を取材しました。
産後ケアでは、産後のママと赤ちゃんが健やかに過ごせるよう、助産師が心身のサポートを行います。また、家での生活をイメージしながら、その親子に合った育児の方法を一緒に考えます。日帰り型・宿泊型・訪問型の3種類の利用形態に分かれ、数時間のみの気軽な利用や、数日間を通してサポートを受けるなど、自分に合ったものを選べます。決まったカリキュラムに沿って「指導」を受けるものではなく、赤ちゃんを預けて休息を取ったり、授乳や沐もくよく浴の練習をしたり、育児の不安を相談したりと使い方は人それぞれ。ママ一人一人の困り事や「こうしたい」に寄り添います。
産後ケアというと、金銭的に余裕がある人、もしくは誰からも支援を受けられない人など、限られた人のためのものというイメージを持っていました。しかし今回の取材でその印象が変わり、産後ケアはぜいたくなものでも特別なものでもないと感じました。出産・育児に不安がある誰もが、遠慮せず頼っていいのです。
より負担なく利用できるように、鹿児島市では利用料の減免制度もあるそうです。赤ちゃんと家族が元気に、笑顔で暮らしていくためにも、利用する価値は大いにあると思いました。市が提携する5つの助産院では、随時見学・相談を受け付けているので、まずは相談してみませんか?
問合せ:
母子保健課【電話】216-1485【FAX】216-1284
鹿児島中央助産院【電話】210-7560
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