■平川動物公園『シロサイ(ミナミシロサイ)』
入園してすぐ目の前に広がるアフリカ園の中で、ひときわ大きな体が目立つのが雌のシロサイ「シノ」です。アフリカ南部に生息するシロサイはサイの中で最も体が大きく、陸上の草食獣の中で、ゾウの次に大きな動物です。
シノは今年で46歳となり、サイの中では長寿ですが、毎日、泥浴びをしたり、日当たりのいい場所で休んだり、のんびりと元気に過ごしています。また、地面の草を食べるのに適している平たい口を使って、アフリカ園に生えている下草を刈り取るように食べる姿は、とてもかわいらしいですよ。
シロサイを含み全部で5種類いるサイは、野生では数が減っていることから絶滅危惧種に指定されています。特徴的な角が漢方薬や置物として高額で取引され、数えきれないほどのサイが密猟の被害に遭っているためです。当園で過ごすシノを見て、野生のサイの現状にも関心を持っていただけるとうれしいです。
問合せ:平川動物公園
【電話】261-2326【FAX】261-2328
<この記事についてアンケートにご協力ください。>