みんなが安全に安心して暮らせる地域づくりを担う民生委員・児童委員。本市では1000人以上の民生委員が、地域のつなぎ役として日々活動しています。その大切な役割や活動の魅力を知って、あなたも次の担い手として活動してみませんか。
■民生委員・児童委員とは?
民生委員は、厚生労働大臣からの委嘱を受けたボランティアです(活動費の支給あり)。地域の身近な相談相手として、担当する地区で住民の困り事や心配事の相談に乗り、適切な支援やサービスへつなぐ役割などを担っています。子どもたちを見守り、子育ての相談などに応じる児童委員も兼任していますので、お気軽にご相談ください。
□主な役割
・困っている人を関係機関につなぐ
・高齢者や障害のある人、子どもがいる世帯などの状況把握
・登下校の見守りやパトロール
・福祉サービスなどの情報提供
・地区の実態把握
■来年は3年に一度の一斉改選
民生委員・児童委員の任期は3年(再任可)で、来年11月30日に、現在活動している委員全員が任期満了を迎えます。
今後、市内50の各地区で、次の任期(令和7年12月~令和10年11月)に活動できる人を推薦し、選考の上決定します。
[各地区の推薦会…候補者を決定]
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[市の民生委員推薦会…各地区の候補者について審議]
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[市長…厚生労働大臣に推薦]
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[厚生労働大臣…民生委員・児童委員を委嘱]
◎興味のある方のご連絡をお待ちしています。詳しくは本紙11面をご覧ください(地域福祉課 湯田平主任)
■現役の委員にインタビュー
民生委員・児童委員として活動しているお二人にお話を伺いました。
▼玉江地区 梶原さん
▽「つなぐ」ことが役割
民生委員・児童委員としてさまざまな相談に応じますが、私たちは専門家ではありません。直接的に問題の解決はできませんが、関係機関につなぐことで、より良い方向に進むお手伝いをします。
その結果、どう動くかはご本人次第ですが、身近な相談相手として、寄り添う気持ちを大事にしながら活動しています。
▽若い世代にもチャレンジしてほしい
定年延長の影響で、他の仕事を続けながら民生委員・児童委員を務める人が増えてきており、私もその一人です。委員はボランティアですので、自分の生活基盤がしっかりしていることも重要だと思います。平日昼間の研修など、参加が難しい活動は考慮してもらえますし、自分の裁量で進められる部分もあるので、ぜひ若い現役世代の方にもチャレンジしてほしいです。職場などでも、民生委員・児童委員の活動への理解が広がってほしいと思います。
▼明和地区 日髙さん
▽実はチームワークで活動
現在、明和地区には17人の民生委員・児童委員がいますので、日頃から委員同士で情報交換し、難しい相談を受けたときは協力して対応します。それぞれ担当区域があり、一人で担うイメージがありますが、実はチームワークが大事。新任の方も安心して活動できる環境です。
▽「ありがとう」が力に
何事も声掛けからという思いで、地区の皆さんとの積極的なコミュニケーションを大切にしています。訪問などで「いつもありがとう」と言ってもらえることが原動力です。
▽できる範囲から始めてもらえれば
新しく委員になる方には、他の仕事や家事などの都合を踏まえて、できる範囲のことから取り組んでもらえればと思います。さまざまな制度への理解や接遇など、活動や研修を通しての学びも多く、自身の成長を感じられることも魅力の一つです。一人でも多くの方が、民生委員・児童委員に興味を持っていただけるとうれしいです。
問合せ:地域福祉課
【電話】216-1244【FAX】223-3413
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