■新生鹿児島市誕生20年~これからも個性と魅力あふれる地域へ~
この11月、鹿児島市は、吉田町、桜島町、喜入町、松元町及び郡山町と合併して20年を迎えました。
近隣5町との合併による新生鹿児島市がスタートしたのは平成16年11月1日。市域がおよそ2倍に広がり、約5万人の皆さんの新しい活力とともに、緑豊かな自然環境、農畜水産業の営み、各地域に息づく文化や伝統、歴史の足跡など、多彩な魅力や価値が加わりました。
地方を取り巻く状況は、人口減少や少子高齢化の進行、災害の頻発、インターネットなどの情報通信技術の進展など、目まぐるしく変化し続けています。そのような中で、わがまちの活力を次の世代に引き継いでいくため、各地域の皆さんと各支所の職員が現状や課題を率直に話し合い、地域の資源をさらに磨き上げ、新たな魅力を創出していく計画を策定して、各種取り組みを進めています。
その一環として、先月、合併20年記念のイベントを市内の大型商業施設で開催しました。会場には5地域の食や雑貨の出店が並び、大勢の来場者で賑わう中、私も店先で秋の味覚に舌鼓を打ち、各地域が豊かに織りなす「食の都かごしま」の魅力を実感しました。
爽やかな青空の下、食にスポーツに文化・芸術にと、様々な楽しみがある季節です。ぜひ、5つの地域にお出かけになり、新鮮な野菜・果物、サイクリングや史跡探訪など、各地域の皆さんが育んでいる多彩な魅力を満喫していただきたいと思います。
鹿児島市長 下鶴隆央
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