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ひろばサポーターがゆく

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鹿児島県鹿児島市

■相手への関心と思いやりを持って~鹿児島市手話言語・障害者コミュニケーション条例の施行~
(ひろばサポーター 益江)
今月、「鹿児島市手話言語・障害者コミュニケーション条例」が施行されました(本紙17面)。そこで今回、学生の頃に少しだけ手話を学んだことも思い出しながら、市聴覚障害者協会の木原田会長を取材しました。
まずは手話で自己紹介(事前に練習しました!)。すてきな笑顔で応えてくれました。生活の中での困り事を聞くと、外に一歩出ると、災害関連や公共交通機関の遅延情報、観光地の案内や買い物時の店舗アナウンスなど、音声のみで情報が提供されるケースは多く、不便を感じる場面があることを教えてくれました。電光掲示板や動画での案内などがもっと増えるとうれしいとのこと。便利な世の中ですが行き届かない点もまだまだたくさんあることに気付かされます。木原田会長は条例施行により「手話を含めた障害の特性に応じたコミュニケーションの手段が広く普及し、障害のある人みんながひろばサポーター益江この機会にぜひお楽しみください!佐々木章館長少しでも生活しやすくなること」を期待していました。私自身、手話を覚えるハードルの高さを感じていましたが、方言や流行語があることを教えてもらい、思ったよりも身近で、楽しく学べる言語であることが分かりました。公民館などで手話講座を開催しているので、受講してみてはいかがでしょうか(本紙10・11面)。
今回の取材を通じ、大事なことは「相手への関心と思いやり」だと感じました。手話ができなくても、口の動きやジェスチャーでコミュニケーションを取ろうとする気持ちが大切です。条例では「障害の有無にかかわらず、全ての市民が相互に人格と個性を尊重し支え合えるまち」を目指しています。鹿児島市がそんな優しいまちになるよう、私も市民の1人としてできることに取り組んでいきたいです。

問合せ:障害福祉課
【電話】216-1272【FAX】216-1274

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