■身近に始める国際交流 世界と“つながる”きっかけに
(ひろばサポーター 松下)
最近は、市内でも多くのインバウンド観光客や外国人住民の方を見かけるようになりました。そこで今回は、鹿児島市の国際交流拠点「かごしま国際交流センター」を訪ねてみました。
同センターには、多目的ホールや自由に立ち寄って外国人住民の皆さんなどと交流できる「交流ラウンジ」があり、定期的に国際交流イベントも開催。年間約8万人もの人が利用しているそうです。
この日も、ホールからにぎやかな声が聞こえてきたのでのぞいてみると、日本語を学んでいる外国人の方が集まり、9月に開催予定の「日本語でプレゼン」の発表準備を進めていました。“日本の皆さんに伝えたいこと”をテーマに1人10分ほどのプレゼンテーションを行うもので、語学支援ボランティアのアドバイスをもらいながら約2カ月練習し、その成果を披露するそうです。
参加者のアメリカ出身のショーンさんにお話を伺うと、鹿児島大学に留学し、そのまま県内企業に就職したことなどを流ちょうな日本語で話してくれました。これまで勉強してきた日本語の実力を試してみるために、プレゼンに参加したとのこと。初めは日本語で話すことに苦手意識がありましたが、日常生活で周囲と積極的に関わることで克服し、今回の挑戦につながったそうです。私も外国語でのコミュニケーションには苦手意識がありますが、このようなイベントなどの機会を生かして外国人の方と直接触れ合うことで、自信につなげていけるのだと感じました。
皆さんも、身近に世界とつながり、交流を深めることができる同センターを利用してみてはいかがでしょうか。
問合せ:かごしま国際交流センター
【電話】226-5931【FAX】239-9258
<この記事についてアンケートにご協力ください。>