■正しく知って、広げる支え合いの輪~9月は認知症月間~
住み慣れた地域で自分らしく安心して暮らし続けることは、多くの方の願いではないでしょうか。
国内人口の約3割を65歳以上の方が占める超高齢社会を迎えている中、年齢を重ねるほど発症率が高くなる認知症は、誰もが関わる可能性のあるものになったとも言われます。認知症の方が地域の中で自分らしく生活し社会活動に参加できるよう、また、それを支えるご家族などを支援できるよう、市では専門の部署を設けて取り組んでいます。
身近な相談先として、市内の各地域に20カ所の長寿あんしん相談センターを設置しています。「もしかしたら?」というご心配から、ご家族による介護の悩み、支援制度の紹介など、いろいろなご相談をお受けしています。
また、市ホームページに、認知症に関する情報をまとめた「認知症おうえんナビ」を新たに設けました。クイズ形式で分かりやすく学べ、症状チェックをすると、予防のポイントや相談窓口、支援制度やサービスも案内されるので、とても便利です。ぜひご利用ください。
9月は、今年から「認知症月間」と定められました。認知症に関する理解を深め、共に支え合う社会を目指そうという思いが込められています。
本市でも、多くのボランティアや事業者の皆さんが、交流や見守りの活動をされています。多くの方に認知症について正しく知っていただき、温かい支え合いの輪を広げていきたいと考えています。
鹿児島市長 下鶴隆央
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