大屋町中間で建設が進められていたウイスキー工場「養父蒸溜所」が完成し、7月6日に竣工式が開かれました。
大阪市に本社を置く酒類卸売業者(株)ウィズワンは、国産ウイスキーの需要の高まりから、新たに国産ウイスキー製造事業に参入するにあたり、兵庫県内の数カ所を視察。清らかな水や美しい山並み、熟成に適した寒暖差のある大屋町中間を建設地に決定。昨年4月から大屋町中間の養鶏舎跡地で建設を進めていました。
施設内には、蒸溜棟が1棟、樽の貯蔵庫が2棟設置されており、令和8年の出荷を目指して、大麦を原料とするシングルモルトウイスキーなどの製造が進められます。また、ガラス越しに製造工程を見学できる場所や見学後に試飲できるスペースが設けられています。
工場では、養父市や豊岡市などから5人が新たに採用されました。製造部の村上敏文さん(大屋町中間)は「将来性のある産業が近くに生まれ、地元区も喜んでいる。初出荷が楽しみ」と期待を語りました。
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