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特集 自分らしく働く(2)

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三重県いなべ市

▼「働く」とは必要とされる居場所があること
員弁町の畑で低農薬の野菜を栽培している株式会社絆では、20~65歳の18人が、必要とされる喜びを感じながら自分らしく働いています。

【株式会社絆 就労継続支援A型事業所】
代表取締役 奥岡司朗さん
支援員 神谷直美さん

▽笑顔で帰ってほしい
奥岡さん:地域の高齢者から「畑をようせんわ」という声を多く聞きました。耕作放棄地が増え、野菜を作る人が減っていく状況を見て、「何とかしやな」と思っていたとき、知人から障がいのある人が農業をしていることを聞きました。障がいのある人の働く場になればと思い、農作業を行う就労継続支援A型事業所を設立。種から育てて収穫の喜びを味わえる場になりました。その後、障がいによっては農作業ができない人もいると分かり、部品の検査などの軽作業も取り扱うようになりました。
神谷さん:青空の下で農作業をすると、だんだんと気持ちも晴れて明るくなっていきます。みんなに作業を頼むときは「あなただからできる」と伝えています。人は必要とされていると実感できると、自信がつき、笑顔が増えていきます。絆のみんなには毎日笑顔で帰ってほしいです。そして、笑顔で出勤してくれると信じています。

▽元気になって羽ばたいていくことを願って
神谷さん:「重いものを持てない」「苗と草の見分けができない」など、それぞれの障がいをみんなが理解しています。一人一人に合った手助けと、合った仕事に取り組むことが自分らしく働くことにつながります。ここで自信をつけて、元気になって羽ばたいていってほしいです。

「農作業中の利用者に地域の人が声をかけてくれます。自分の存在を認めてもらえていると感じるようで、こうした関わりはうれしいです」と話す神谷さん

〇自分にも居場所ってあるんだなって思った
山崎正樹さん
もともと花が好きだったので、絆では農作業を希望した。農作業は重労働やけど、自分に合っていると感じる。農作業をしたり、出荷作業を手伝ったりしている。緊張しぃやけど、絆のみんなとは話しやすい。
仕事をしていると、自分のことを「頑張っているな」と認めることができる。絆に来て、始めてそう思えた。自分にも居場所ってあるんだなって思った。働くことで、社会とつながっているなと感じる。これからも、働き続けたいと思う。

〇体を動かして汗をかくことが自分には良かった
Yさん
部品工場に勤めていたけど、ある日パタッと出勤できなくなった。勤務先の人に責められたり否定されたりしていて、今振り返るとパワハラだったと思う。目の病気も重なり、悲観するようになっていった。4年ほど家にこもっていた。その後、相談支援専門員と相談して絆に行くことに。絆では農作業を担当。農作業で体を動かして汗をかくことが、自分には良かった。昔の自分に声をかけるなら、「もっと早く辞めな」と言うと思う。

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