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かめやま教育通信 第76回

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■鈴鹿峠自然の家(旧坂下尋常高等小学校)の85年の歴史と未来
◆鈴鹿峠自然の家(旧坂下尋常高等小学校)のあゆみ
鈴鹿峠自然の家は、昭和13年に「坂下尋常高等小学校」として建築され、片廊下4教室規模の校舎2棟を並べ建て、左右を片流れ屋根の廊下でつないだロの字型の配置となっているのが特徴です。
昭和54年に廃校となりましたが、平成10年に青少年教育施設としてオープンし、平成11年に国の登録有形文化財として登録され、今では地域の交流の場や体験学習の場として活用されています。

〇昭和13年
坂下尋常高等小学校として建築
【建築面積】939平方メートル
【構造】木造平屋造、切妻造平入、瓦葺き

〇昭和54年
廃校

〇平成10年
青少年教育施設としてオープン

〇平成11年
国の登録有形文化財に指定
亀山市青少年育成市民会議による第1回サマーキャンプ開催

〇平成21年
歴史まちづくり法に基づく歴史的風致形成建造物に指定

〇平成22年
天文台「童夢」オープン

◆天文台「童夢」
平成22年には、星がきれいに見えるという坂下地域の特性を生かして、多くの人に天文に興味を持っていただくことを目的に天文台「童夢」を設置しました。

設置後は、坂下星見の会と協働して、「春の星空観察会」、「ペルセウス座流星群観察会」、「親子でわいわい星まつり」などの季節の星空観察会を開催しています。また、ペットボトルキャンドルの点灯や星空教室、プロジェクションマッピングなどのイベントも行われていて、光害の少ない坂下地区で、天体について学びながら、満天の星空を楽しんでいただいています。

そのほか、毎月1回、天文台を無料開放し、星空観察のほか、天文台スタッフによる天体や星座に関する話などを行っています。どなたでも参加できますので、ぜひお越しください。
(イベント情報や無料開放日の日程は、市ホームページからご確認ください。)

◆次世代へつなぎ守り続ける
昭和初期から令和に至るまでの85年間、社会を取り巻く環境は大きく変化していますが、鈴鹿峠自然の家は、亀山市青少年育成市民会議によるサマーキャンプやボーイスカウトなどの研修、小学校のキャンプなど、市内外の利用者により活用されています。
また、大切に保存してきた木造校舎などは、映画などの撮影地として利用され、新たな活用の広がりも見られます。
今後も、「人と人」がつながり、学び交流する場として、鈴鹿峠自然の家を次世代へ守り続けていきます。

問合せ:教育委員会事務局 生涯学習課 社会教育グループ
【電話】84-5057

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