令和4年度監査結果に基づく措置状況(1)

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令和4年度に実施した監査の結果に基づき、令和5年3月31日現在の措置状況について、地方自治法第199条第14項および亀山市監査委員条例第12条第2項の規定により公表します。

・亀山市監査委員　国分　純
・同　森　英之
・同　峯　裕

前年度実施した庁内各課(出先機関を含む)の「定期監査」の結果に対する措置状況について、令和5年4月28日に市長および関係機関の長から通知がありましたので、その概要をお知らせします。なお、「財政援助団体等監査」、「指定管理者監査」は次号でお知らせします。

■定期監査
◆指摘事項(個別事項)
【総務財政部総務課】
〇時間外勤務について、「亀山市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する規則第11条」に定める基準を超える職員が市全体で複数見受けられた。職員の健康管理面からも、各課において時間外勤務の適正な管理が行われるよう指導されたい。

《措置状況》
職員の時間外勤務時間の管理については、経営会議において部長級職員に周知を行う(5回)ほか、時間外削減計画の作成や月35時間を超過した際に時間外勤務時間報告書の提出を求めるなど、管理職が時間外の状況を確実に把握しマネジメントする制度を実施しています。また、特に時間外勤務時間が多い職員については、産業医の面談の受診を促し、健康管理に努めました。

◆指摘事項(複数の課に係る個別事項)
〇時間外勤務について、「亀山市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する規則第11条」に定める基準を超える職員がいた。事務量の見直しを行い、基準を順守されたい。

《措置状況》
【政策部政策推進課】
ノー残業デーの徹底、年間業務スケジュールの見直しなどを行い、基準の順守に努めます。

【市民文化部文化課】
時間外勤務について、令和4年度については、事務量の見直しを行い、規則に定める基準を順守しました。

【健康福祉部地域福祉課】
職員間の事務量の均衡を図るとともに事務の効率化を行い、月45時間、年360時間を超えることのないよう指導しました。

【産業環境部商工観光課】
新型コロナウイルス感染症等による経済対策が必要であり、可能な限り通常業務を見直し工夫していますが、現課での対応では限界であることから、事業の継続と職員の健康、時間外勤務の削減、有給取得等を総合的に考慮し、適正な人員配置の要望を行っています。

◆意見(個別事項)
【総務財政部総務課】
〇年次有給休暇の取得日数について、複数の課において目標日数を取得できていない職員が見受けられた。特定事業主行動計画の目標を達成できるよう、計画的、積極的な取得を職員に推奨されたい。

《措置状況》
職員の年次有給休暇については、経営会議において、部長級職員に周知を行う(2回)ほか、10月中旬に行う副市長面談(対象：部長、次長、事務局長など)で、有給休暇取得状況や取得が5日未満の職員状況を伝えることで、意識付けと一層の取得推進を図りました。

【総務財政部総務課】
〇公用車の利用状況が低いため、利用率が上がるよう利用方法を検討されたい。

《措置状況》
利用状況が低い公用車については、令和5年1月から新たな車両配置の要望があった産業環境部環境課環境創造グループへ配置転換を行いました。

【総務財政部財務課】
〇複数の課において、公用車の運転日誌の記載漏れが見受けられた。公用車を使用する際は、「亀山市庁用車両の管理及び使用に関する規程」に基づき、適正に事務処理を行うよう周知されたい。

《措置状況》
公用車を使用する際は、規程に基づき、適正に事務処理を行うよう周知しました。

【総務財政部税務課】
〇私債権部会においても、他課と連携し、全庁的な債権管理に取り組まれたい。

《措置状況》
令和4年度からは、私債権担当課長も滞納処分等判定委員会委員となりました。委員会、部会を通して年間目標・計画・実績を情報共有し、債権管理に取り組んでいます。

【市民文化部まちづくり協働課】
〇所轄委員会等について、開催されていない委員会等が見受けられた。委員会等のあり方について検討されたい。

《措置状況》
所轄委員会等については、制度の内容を見直すなどの必要が生じた場合に開催しています。委員会等の開催の必要性やあり方について検討しています。