IGAMONOセレクションNo.42

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■さまざま桜
俳聖　松尾芭蕉がかつて奉公していた藤堂家で詠んだ句「さまざまの事思い出す桜かな」にちなみ命名した花紋干菓子です。
桜を待つ心・愛でる心・惜しむ心、私たちが桜に寄せる思いもさまざま。そんな思いを俳風干菓子「さまざま桜」として郷土色豊かに仕上げました。
香ばしい寒梅粉に山芋と砂糖を加え、水を使わずに伝統の製法で一枚一枚ていねいに作っています。海苔(のり)や胡麻(ごま)の風味も加え3種類の味わいが楽しめ、桜の花びらの形が可憐な干菓子。素材にこだわり、やさしい桜色も天然着色料を使用して体に優しい商品にしています。

◇株式会社紅梅屋　大黒　景司さん
株式会社紅梅屋は、1712(正徳2)年に創業して310年余り、城下町伊賀上野の旧大和街道沿いで和菓子製造販売を行っています。
関宿から伊賀上野を経由して奈良へ至る旧大和街道は、お祝い事にお菓子を振舞う習慣が盛んであったことから、多くの和菓子屋が軒を連ねており、今は「お菓子街道」とも呼ばれています。和菓子が文化に根付いた地域で伝統の味を守りつつ新たな創意工夫、新たな風を吹き込んだ和菓子創りに励んでいます。
代表銘菓「さまざま桜」「竹のふし」をはじめとする松尾芭蕉を偲ぶ伊賀銘菓は全国の皆さんにご好評いただいています。ぜひ一度ご賞味くださいませ。

問い合わせ：商工労働課
【電話】22-9669【FAX】22-9695