■穐月明ってどんな人
ミュージアム青山讃頌舎の建物は、水墨画家・穐月明(1929~2017)により建てられ、没後、市に寄贈されました。
穐月明は絵を描くことだけで成功を収めた希有(けう)な画家です。作品は、菩薩像や野の仏などの仏画をはじめ、風景や動物、花など多岐にわたります。
高野山で生まれ、愛媛県で幼少期を過ごし、旧京都市立美術大学卒業後、師に付かず、弟子を取らず、派閥に属さず、ほぼ個展だけで作品を発表し続けましたが、独自の画風は多くの支持者を得ました。しかし賞や役職には無縁であったため、マスコミに採り上げられることはほとんどありませんでした。
52歳の時、旧青山町の風景をこよなく愛して居を構え、87歳で亡くなるまでここで画業に専念しました。
青山讃頌舎では、1月13日(土)から、芭蕉翁記念館との合同企画展「絵が先か、俳句が先か」を開催しますのでぜひご来館ください。詳しくは本紙またはPDF版9ページに掲載しています。
問い合わせ:
・美術博物館建設準備室【電話】41-0400【FAX】22-9694
・伊賀市 ミュージアム青山讃頌舎【電話】52-2100
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