「知事と市長の円卓対話」が11月4日、防災センターで、150人の傍聴者を前に開催されました。市の総合計画の基本理念である「語れるまちなばり」をテーマに、「名張市が進めるシティプロモーション戦略」や「なばりEXPOチャレンジ」について意見交換しました。
■全国に先駆け、人口減少対策課を設置。市町とともに取り組む!
知事 東京からみて三重県に実際に来てみると「意外に近い」と感じる人が多く、「こんないいところ、どうしてもっと宣伝しないの」と言われることもしばしば…。その点、「語れるまち」として、市民の皆さんにまちのよさを知ってもらって情報発信してもらう取組はすごく魅力的だと感じます。ただ、ずっと住んでいると、自分のまちの魅力に気が付きにくいのかもしれません。そこで、名張出身の人で市外で暮らしている人に、名張の魅力を語ってもらうのもいいかもしれませんね。
県では全国に先駆けて、昨年、人口減少対策課を設置。人口減少を緩やかにしながら、経済を維持できるようにしていこうとしています。三重県では、転入より転出が年間で約4000人多い状況ですが、そのうち約半数が15〜19歳の女性です。三重県は全国の中でもフルタイムの仕事に従事する男女間の賃金格差が大きく、ジェンダーギャップ(男女の違いにより生じる格差)の解消は重要な課題です。また、子育て環境の整備なども重要であり、市町と一緒になって、しっかりと取り組んでいきたいと考えています。
■「語れるまち」のシティプロモーションで、活動人口を増やす!
市長 名張のことが好きだと、このまちに定着したくなる。まちの魅力を知れば知るほど、みんなに伝えたくなる。「シティプロモーション」と言うと観光動画などによる情報発信と思われがちですが、名張のことを好きになり、まちに関わろうとする人(活動人口)を増やしていくための取組です。まずは、まちを語れる、語りたくなる仕掛けづくりをしているところです。
今年の6月から、これからの名張を担っていく40人ほどの皆さんに集まっていただき、「名張は、どのような人がどのような形で、幸せになれるまちなのか。どんな暮らしができるまちなのか」をワークショップで見出し、名張のブランドロゴ(キャッチコピーとロゴマーク)を作っていく取組を進めています。これにより、多様な魅力のつまった名張を皆さんに語っていただくきっかけになるものにしていきたいと考えています。
市民発となるブランドロゴは、3月に開催の市制70周年記念事業でお披露目する予定です。ブランドイメージを皆さんと共有し、活用していくことが、シティプロモーションの取組のカギとなっていくはずです。
問合せ:総合企画政策室
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