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市立病院市民説明会・意見交換会QandA

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三重県名張市

市では、条例に基づいて設置された「名張市立病院在り方検討委員会」(医療関係者や学識経験者など7人で構成)に「名張市立病院の目指すべき将来像及びその役割」について諮問。これを受け、全7回、1年にわたって議論いただき、2月13日、答申を受けました。
市民の皆さんに答申の概要を説明するため、市内3会場(5/27防災センター、5/28桔梗が丘市民センター、5/30教育センター)で「市民説明会・意見交換会」を開催。会場で出された皆さんからのご意見を紹介します。

■答申 骨子
(1)経営改善には経営形態を地方独立行政法人に
地方独立行政法人は組織の自由度が高い。職員の一人ひとりが、診療の質の向上や、患者さんのための接遇改善などを目指し、明確な目的意識をもって働くことが求められる中、最もふさわしい形態である。その上で、救急医療や小児医療などの政策医療に対しては、市も責任を持つべきである。

(2)地域における連携をさらに緊密に
地域で持続的な医療提供体制を確保していくために、医療機関の役割分担と連携体制の強化が必要。さらに、診療所や介護施設、薬局、教育施設など、様々な組織との地域連携を密にすることで、市全体で市立病院を支えていこうとする意識を高める必要がある。

■Q 市立病院は、地方独立行政法人になることが決まっているの?
A 答申では示されていますが、決定したわけではありません
答申の中で、「経営形態は地方独立行政法人にすべきである」と示されています。ただし、現時点で市として方針を決定したわけではありません。答申の考え方を尊重するとともに、市民の皆さんのご意見を伺いながら、また、市として他の病院の実例などを調査したうえで判断していきます。
経営形態を見直すこととなった場合には、答申にも記載されているとおり、市民の皆さんに制度や内容をしっかりと説明し、理解を得ながら行う必要があると考えています。

■Q 「職員の意識改革」が必要なのでは?
A 一人ひとりが病院経営に関わっているという自覚を持つことが重要
職員一人ひとりが病院経営に関わっているという自覚を持ち、業務改善に取り組む意識を持つことが必要です。そのためには、働きやすい職場づくりも必要です。職員のモチベーションが上がれば経営に対する意識改革につながり、魅力ある病院になっていくと考えます。
今後もご意見を伺いながら、市民の皆さんに愛され魅力ある病院を目指します。

■Q 経営形態が変われば、市立病院の財政状況は改善されるの?
A どのような経営形態であっても、経営改善を図ることが必要
公立病院は、救急医療などの不採算部門を担っていることが多く、経営が厳しい病院が多いのが現状です。ただし、赤字ありきで経営するのではなく、財政状況の改善を図ることができれば、より良い医療の提供につなげることができると考えます。経営形態を変えればすぐに赤字が解消されるというわけではありませんが、どのような経営形態であっても経営改善を進めやすい体制を作っていくことが重要であると考えます。
現在、市立病院の経営改革を目的とした「市立病院経営強化プラン」の策定を進めています。秋頃にパブリックコメントを実施、年内にプランの公表を予定しています。

■Q 市民の願いで建った病院なので存続させてほしい
A 市民の命と健康を守ることを大前提に考えていきます
市立病院は、市民の皆さんの命と健康を守ることが大前提であり、そのうえで、継続的に安定した運営を行っていくことが大事です。地域医療を守り抜くためにはどうするべきかをしっかりと検討し、病院の存続に向けて取り組んでいきます。

説明会の資料が必要な人は配付しますので、医事経営室(【電話】61-1100)までご連絡ください
市立病院HPにも掲載しています
(※二次元コードは本紙をご覧ください。)

問合せ:市立病院医事経営室
【電話】61-1100

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