■"なんとかなった”エピソードを集めてみては
ワークショップメンバーから「名張の魅力」として、個人の名前がたくさん出されました。中には、市役所の職員を挙げる人も。全国各地でまちづくりに関わっていますが、ほかではあまりないことなのでとても驚きました。名張には、福祉のまちづくりを続けてきた土壌があるからこそだと思います。
名張の皆さんは、基本的に明るいですよね。ワークショップメンバーの若いエネルギーと、人の明るさがこのブランドロゴに反映されたのだと思います。これから、ロゴにまつわり、「何とかなるよと言われて、結果こうなりました」という"なんとかった"エピソードを集めてみると、他市にまねできないシティプロモーションになりそうです。
西上ありささん(studio-L)
全国の様々な地域でコミュニティデザインを実践。ロゴ作成のコーディネートをしていただいた。
■ブランドロゴを使って、とことん遊んでほしい
名張のブランドロゴは、いかにも「役所が作った言葉」じゃないのがいい。ぜひ、「みんなでこんな未来をつくっていくんだ」と、市の内外に示す言葉にしていただければと思います。だから、ロゴを神棚に上げてしまうのではなく、ロゴを使ってとことん遊んでほしいですよね。今日の発表会だって、みんなすごく楽しんでる。自分のまちを遊べる人たちがこんなにたくさんいるのは、素晴らしいと思います。
だけど、みんなが明るいわけじゃないし、大変な状況にある人もたくさんいる。これから、みんなの力、まちの力で、この言葉を使いながら、ほんの少しでも前に進めた人の話を聴かせてほしいですよね。そういうことができる言葉だし、ロゴだと思いますよ。
河井孝仁(たかよし)さん(東海大教授)
名張市地域力創造アドバイザーとして、ブランドイメージ創出ワークショップを引っ張っていただいた。
※所属などは令和6年3月現在
■「地域共生社会」を目指す名張らしいロゴに
名張の魅力はたくさんありますが、少し前なら「自然ぐらいかな」という人も多かったかもしれません。今回、まちづくりに思いのある若い世代を中心に集まっていただくと、「名張って人と人とのつながりがいいよね」「あったかいよね」「助けてもらえるよね」という言葉が飛び交っていました。そうした思いが結集されて、お互いが助け合える「地域共生社会」を目指す名張らしいロゴ案が生まれ、多くの皆さんに選んでいただくこととなりました。
これから、市民の皆さんとブランドロゴを活用しながら、名張に住んでいたら、名張に来たら、「素敵な希望のある未来が待ってるよね」と思っていただけるまちをともに創っていきたいと思います。
名張市長 北川裕之
総合計画の基本理念に「語れるまちなばり」を掲げ、シティプロモーションの取組をスタートさせた。
■ブランドロゴを活用しよう
なばりを愛する、全ての人・団体・企業の皆さんに、ブランドロゴをご活用いただけます。グッズや名刺、チラシ、SNSなど活用の方法はさまざま。みんなでなばりを楽しんで、伝えて、元気にしていこう!
※商用で使用する場合は、事前申請が必要。詳しくはHPで
問合せ:広報シティプロモーション推進室
【電話】63-7402
<この記事についてアンケートにご協力ください。>