■牧野富太郎が見た四日市
このほど楠交流会館に保管されていた古い植物標本970点が当館に移管されました。その内912点は、今から約120年前の明治35(1902)年から明治37(1904)年にかけて、四日市ゆかりの植物研究者今井粂くめ蔵ぞうが同僚の植松栄次郎の協力や「日本の植物学の父」牧野富太郎の指導を受けて製作したものです。標本自体の劣化は見られますが、手書きのラベルには「牧野富太郎博士命名」というスタンプを押したものもあり、大変貴重なものです。
そこで、当館では朝の連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルとなった牧野富太郎と本市の関わりを紹介するとともに、市内で採集された標本を選んで当館3階常設展時空街道内「白里亭」で5月7日まで展示します。
また、ミュージアムショップでは、牧野富太郎の出身地である高知県にある高知県立牧野植物園の協力を得て、さまざまなグッズも販売しますので、ぜひご来館ください。
問合せ:博物館・プラネタリウム
【電話】355-2700【FAX】355-2704
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