文字サイズ
自治体の皆さまへ

きらり四日市人 Vol.125

4/12

三重県四日市市

■地域福祉の担い手
民生委員・児童委員 浅井健介さん

地域住民が安全・安心に暮らせるよう、住民から困り事や心配事を聞き生活をサポートする「民生委員・児童委員」。担い手不足が問題となる中、23歳の若さで昨年12月から新任民生委員・児童委員として活動を始めた浅井健介さんに、苦労や、やりがいなどをお聞きしました。

▽地域の人たちを見守る重責
昨年末、地域の民生委員・児童委員が退任され、後継者がいなくなってしまいました。自治会長を務めていた父親から「やってみないか」と声が掛かり、引き受けることになりました。
担当する地域は140世帯あり、そこに高齢者が100人くらいいらっしゃいます。活動を始めると、思った以上に責任の重い仕事だと痛感しています。
仕事が休みの日を利用して、できる限り各世帯を回りたいのですが、若いせいか居留守を使われたり話題をそらされたりすることがあります。けれど、インターフォン越しにしか話せなかった人が訪問を重ねるうちに打ち解けて、対面で会話ができるようになると、引き受けてよかったなと思います。話を聞き出すことは思ったより難しく、これまで長年務めてこられた先輩方には、感謝と尊敬の思いしかありません。

▽学生時代に感じた地域交流の楽しさが原点
元々人見知りだったのですが、中学生の時に、大学生による地域活動団体に参加させてもらい、地元の祭りを手伝うなどして面白かったんです。高校生のころも、父親の誘いで春や夏に地域の祭りの手伝いをしていました。思い返してみると、そのころから地域の人と交流する楽しさを感じていて、それが現在の役割の原点になっているのかもしれません。

▽顔が見える関係性を築いていきたい
これまでの聞き取りの中で、買い物や通院の交通手段に困っている人がいることに気付きました。地元の送迎サービスを紹介することで解決でき、喜んでもらえました。
今は、朝5時のラジオ体操の集まりに可能な限り顔を出し、声を掛けるようにしています。訪問だけでは会えない人も多いので、実際に会って顔の見える関係性を築いていきたいです。
これからも地域の人との信頼関係を深めながら、何でも相談でき、サポートへと繋げられる民生委員・児童委員を目指して頑張りたいと思います。

*****************************
8月放送のCTY-FM「よっかいち わいわい人探訪」でも紹介します。(放送時間は裏表紙へ)

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU