■気楽に!ペルセウス座流星群を観測
夏の夜の風物詩「ペルセウス座流星群」。名前を聞いたことはあるけれど、実際に観測したことはない、という人も多いのではないでしょうか。
そのハードルが高い要因として考えられるのが、星座の位置です。この時期には、博物館宛に「ペルセウス座は空のどのあたりに見られますか?」という問い合わせが増えます。マイナーな星座のため、探せるかどうか分からないと思う人がいるようです。
しかし、流星群の観測のために星座を探す必要はありません。流星群とは、空のある一点から、放射状に流星が出現する現象のこと。これは、宇宙空間に存在する流星の素となる塵(ちり)の集団に、地球の大気がぶつかることで、その塵のある方向(放射点)から流星が発生しているように見えるためです。この放射点の方向にある星座の名前を取って○○座流星群と呼びます。
こうした流星群の特性から、空が暗く開けたところで、空全体を眺めれば、さまざまな方向にたくさんの流星を観測することができます。特に今年はピークとなる8月13日のころ月明かりがなく、一晩中楽しむことができます。気楽にチャレンジしてみましょう。
(当館主催ペルセウス座流星群観望会の情報は当館HPから)
問合せ:博物館・プラネタリウム
【電話】355-2700【FAX】355-2704
<この記事についてアンケートにご協力ください。>