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特集 誰一人取り残さない教育の実現に向けて~新・東員第一中学校移転事業~(1)

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三重県東員町

町では「誰一人取り残さない教育の実現」を教育基本方針として掲げ、さまざまな施策に取り組んでいます。これまで「東員町でたくさんの子どもたちが学び、健やかに育ってほしい」という思いを形にするべく、ふさわしい学校の在り方を具体的に考えてきました。その第一歩として、東員第一中学校の移転事業に取り組んでいます。
学校は地域を支える大切な施設です。将来的な校区の再編や学校の統廃合も視野に入れ、多くの子どもちがこの東員町で健やかに育っていけるような環境の整備をより一層進めます。

■東員第一中学校が抱える課題
昭和37年に建築された東員第一中学校は、築60年を経過し老朽化が著しく進んでいるため、建て替えが急務です。
また、当時、桑名市との組合立で建設されたため、現在の校区の中心地ではなく、桑名市寄りの位置が選定されました。そのため、校区内の通学距離が不均衡な状態となっています。(詳しくは本紙またはPDF版をご覧ください。)

■新・東員第一中学校の建設地
移転事業地は、生徒の通学距離や町内の交通網、人口分布や東員町の将来像を考慮して、町の中心部に近い場所を選定しました。さらに、隣接する公共施設を校外学習で使えるようにすることで、授業だけでは経験できない学びを提供します。
東員町の将来を主体的に担う人材を育むため「※東員町16年一貫教育プラン」の最後のステップとして、生徒が自覚・責任・能力・誇りを十分身に付けられる環境を整えます。(詳しくは本紙またはPDF版をご覧ください。)

※東員町16年一貫教育プラン
胎児期から義務教育が終了する16年間で「基本的信頼感」「自己肯定感」「自己有能感」という3感を育み、子どもたちの「意欲」を高めることに主眼をおいた保育・教育プランです。

■「新・東員第一中学校」建設計画

新・東員第一中学校は、令和9年4月の開校を予定しています。校舎建設に向け、令和4年度に建築と造成に係る基本設計を実施しました。また、建設予定地は三重県が埋蔵文化財の包蔵地として指定していることから、埋蔵文化財の試掘調査も行いました。今後は令和5年度中に施工業者を選定し、令和6年度から工事を開始します。

■事業費について
今回の移転事業は、総額約69億円を見込んでいます。昨今の情勢により、建築に係る部材および人件費などが著しく高騰しています。このため、できるだけ事業費を抑えるために、設計業務と施工業務を一括発注する手法を採用します。また、建築部材の見直しを行うなど、事業費の抑制を引き続き行います。

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