■シンガポールの屋台文化「ホーカーセンター」(3)(全3回)
皆さん、こんにちは。国際交流員のジェレミーです。シンガポールの近代化に伴い、我々の食文化は消滅の危機にあります。
暑い環境、家賃の高騰、体力も消耗するため、「ホーカー」の職業としての魅力は急速に低下しています。物価高騰で採算の合わないお店や、後継ぎがないお店がたくさんあります。現在、「ホーカー」の平均年齢は約60歳です。若者の成り手を増やすため、政府は新規事業に家賃補助をして、「ホーカー」育成プログラムを実施しています。
それでも、前述の問題が変わらない限り、今の傾向は続くでしょう。「ホーカーセンター」自体は消えなくても、その中の伝統料理の多くが、近い将来消えるかもしれません。
◎市HP「国際交流員のページ」で英語版、中国語版も閲覧いただけます。
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