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【特集】伝統を未来へとつなげたい「思いが詰まった多度祭」(1)

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三重県桑名市

多度大社の御例祭、通称「多度祭」。その祭りの一つ「上げ馬」はコロナ禍により中止になっていましたが、今年は4年ぶりの開催が決定されました。伝統を正しく受け継ぎ未来へつなげる氏子地区の人たちが奮闘する様子をご紹介します。

■多度祭とは?
多度大社の御例祭を一般的に「多度祭」と呼んでいます。多度祭では、急斜面の坂を馬が駆け上がり、その上がった数で豊凶を占う上げ馬が行われます。今から約700年前の南北朝時代に起源があるとされ、織田信長の焼き討ちで一度は中断されたものの、桑名藩主の本多忠勝によって復興されました。令和2年から3年間、コロナ禍により中止されていましたが、今年はコロナ対策を徹底した上での開催が決定しました。
上げ馬は御厨(みくりや)と呼ばれる多度大社周辺の氏子7地区(肱江・多度・小山・戸津・北猪飼・猪飼・力尾)により奉納されます。神児(ちご)1人は肱江地区から、乗り子(騎手)6人はその他の地区から1人ずつ選出されますが、1カ月間の訓練や練習の手助け、馬の世話、祭りに必要な「ブチ」などの準備は地区の青年会で行い、全員で上げ馬に臨みます。馬が坂を上がる時、乗り子と地区の人たちの緊張と興奮はクライマックスに。その熱気が、全国から見物客を呼び寄せるゆえんかもしれません。

▽DATE
とき:5月4日(祝)、5日(祝)
場所:多度大社(多度町多度1681)
※詳細のスケジュールは、多度大社ホームページをご確認ください。

問合せ:秘書広報課
【電話】24-1492【FAX】24-1119

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