株式会社ダイマル
西塚 卓郎(たくろう)さん
後継者が家業を生かした新規事業アイデアを発表する中小企業庁主催の「アトツギ甲子園」。西塚さんは192人のエントリーの中から15人だけが進む決勝大会に挑みました。優勝は逃したものの、たくさんの刺激があったそうです。
西塚さんが発表したのは、木の再利用を中心に、地域の人と大工をつなぐアイデア。住宅資材を工務店や大工に卸す仕事をしている西塚さんは、現場で捨てられる木を目にし、「まだ価値があるのに」と感じていたそうです。
そこで、解体予定の現場などで木材の救出をスタート。救出してきた古材は、玄関のドアや店舗のカウンターなどに変身させ、新たな命を吹き込みます。「古材ならではの風合いを好む人が想像以上に多く、会社の倉庫で古材や家具の販売イベントを行ったところ、800人もの人が来場してくれました」と西塚さん。
「イベントで知り合った人たちと地域の工務店・大工さんをつなぎ、地域で循環するようにしていきたい。そして地元を元気にしていきたいです」と話してくれました。写真は古材・古道具の店「tsunagu」。
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