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自治体の皆さまへ

第65回水道週間(6月1日~7日)スローガン 水道水安心・安全 これからも

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三重県熊野市

誰でも簡単に、蛇口をひねるだけで飲める安心・安全な水道水。
市では、安心・安全な水道水の供給のため、定期的な水質検査や施設の点検、水道管の更新などを行っています。
今回の特集では、未来にわたって安心・安全な水道水を供給し続けるために、そして、使用者の皆さんが水道について考え、理解を深めるきっかけになるよう、市の水道事業(※)についてご紹介します。
※会計制度が異なるため、旧熊野市地区と旧紀和町地区はそれぞれ独立して経営しています。

■水道事業のはじまり
旧熊野市では昭和11年11月に木本町で給水を開始したのがはじまりです。
その後、徐々に市内各地に拡大し、現在の1上水道・11簡易水道に至りました。当時の給水戸数は約1000戸ほどでしたが、一番多い平成15年には1万70戸まで増え、現在は約9300戸になっています。
旧紀和町では昭和30年3月小川口地区で給水を開始したのがはじまりです。
その後、町内各地区に整備され、現在の5簡易水道に至りました。町内で一番大きい簡易水道が整備された昭和57年2月時点で給水人口が2013人でしたが、現在は1025人と半減しています。

■施設の老朽化、耐震化
市の水道管や水道施設(浄水場など)は老朽化が進み、かつ耐震化が遅れています。
具体的に旧熊野市では、水道管延長約221.5kmのうち約166.4kmが老朽管であり、老朽化率75.1%となっています。また、耐震化率は16.4%で約185.2kmが耐震化されていません。
旧紀和町では、老朽化率21.5%(水道管約60kmのうち約13kmが老朽管)であり、旧熊野市と比較すると管路の更新は進んでいますが、耐震化率はわずか1.1%で約59kmが耐震化されていません。

▽旧紀和町の状況

▽旧熊野市の状況

▽水道事業の経営
水道事業は公営企業であり、必要な経費(浄水場の運転管理や水質検査、水道管の更新など)を水道使用者の皆さんからいただく水道料金で運営する『独立採算制』を原則として経営しています。
水道事業の経営については、給水人口の減少などにより水道料金収入が年々減少しています。結果、水道事業の経営に必要な運営費用が足りず、赤字での経営となり、毎年借入を行うなど厳しい状況が続いています。

■現状と課題~水道水のこれからのために~
水道施設の老朽化対策や耐震化に向けた取組が必要となっています。しかし、水道料金収入の減少や、施設の改修・更新費用などの支出の増加により水道事業の経営は厳しさを増しているのが現状です。
これからも安心・安全な水道水の供給を行うには、老朽化した水道施設の改修や更新が不可欠であり、市水道事業としても、経費の削減に向け、より一層の業務の効率化に努めながら事業を進めています。
しかし、事業を継続して実施するためにも、現在の水道料金の見直しが必要となっています。市水道事業の現状について、市民の皆さんのご理解をお願いします。

問合せ:水道課業務係
【電話】市役所内線217

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