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Fire Report~こちら紀宝町消防団~その28

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三重県紀宝町

■万一の事態に備え救命講習を実施
ー心肺蘇生法やAEDの使用方法を学ぶー

役場防災拠点施設で6月18日と7月9日、4年ぶりとなる普通救命講習が行われ、団員計68人が参加し、熊野市消防署紀宝分署の職員から心肺蘇生法やAED(自動体外式除細動器)の使い方を学びました。
町消防団では定期的に救命訓練を実施し、万一の事態に備えています。
救急車の到着は全国平均で7~8分ですが、紀宝分署から最も遠い浅里地区までは20分以上かかるため、その間の処置がとても重要です。
研修では倒れている人を発見した場合の対応方法からはじまり、心臓マッサージやAEDの使用方法を学んだほか、喉(のど)を詰まらせたときの異物を除去する方法、けがしたときに圧迫して血を止める方法なども練習しました。
最後にシミュレーション訓練が行われ、車にはねられた人が道路に倒れているとき、川でおぼれた人がいるときなどを想定し、発見してから通報し、救急隊員が到着するまでの流れを3人1組で実践しました。
救急隊長で講師の谷(たに)直樹(なおき)さんは「みなさん一生懸命訓練に取り組んでくれて、質の高い救命処置ができていた。消防団員は地域の人からの信頼があり、救助を求められることもあると思う。迅速な通報と処置が、救命率を高めることにつながる。命を何とか助けられるよう勇気をもって行動してほしい」と呼びかけていました。
団員たちは実戦さながらの真剣な様子で訓練を行い、緊急時の対応を学んでいました。

■今月の消しメン★団員紹介 No.22
仮屋(かりや)真人(まさと)さん(第3分団桐原班・46歳)

◇お仕事は?
自動車の部品を作っている熊野精工で、荷物の出荷を担当しています。

◇入団のきっかけは?
高校卒業後にすぐに入団しましたが、地元を離れたので、一旦辞めました。その後、結婚を機に地元へ戻ったのをきっかけに、再入団しました。

◇趣味は?
釣りが好きで、休みの日に近隣に出かけています。友だちや家族と行くこともあります。

◇消防団について一言
紀伊半島大水害のときは、捜索活動や復旧活動などに参加しました。土砂崩れの光景が恐ろしかったのを覚えています。災害の多い地域なので、住民の安心安全を守れるよう心がけています。

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