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自治体の皆さまへ

ペンリレー No.216

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三重県紀宝町

■新しい町で
宮原 方累さん(鵜殿)

私の出身は、和歌山県有田郡で、4年前、結婚を機に紀宝町に引っ越してきました。子どもが生まれて、実家が遠く、友人も近くにいない地域での子育ては不安でしたが、最近は、ご近所さんにお茶に誘ってもらったり、一緒に子育て支援センターへ行ったりするようになりました。
支援センターでは、地域のお母さん方と交流したり、スタッフの方が育児の相談などを親身になって聞いてくれて、紀宝町の人の温かさに触れることができました。そんな中で、子どもを預かってくれるファミリーサポートセンターの存在を知りました。私自身、身寄りが少ない場所で子育てをしていると、なかなか自分の時間がとれなかったり、家で不安な気持ちで過ごしているときもありました。同じような環境で子育てをしている人の助けになりたいな、という気持ちから先月、いくつかの講習を受け、ファミリーサポーターになりました。
サポート依頼を何件か受けて、困っている親御さんたちが多くいることを実感したのと同時に、サポーターが不足していることも知り、もっとサポーターの方がたくさん増えることを願っています。
また、もともと興味があったエステティシャンの資格を取得する機会があり、子育てをがんばるお母さんたちと一緒に、「きれいになりたい!きれいにしたい」という気持ちで、がんばり、取得しました。
忙しい子育ての中、自分の顔のお手入れは二の次になっているお母さんもたくさんいると思います。エステだけでなく、お茶をしながら、お話したり、リラックスした時間を少しでも共有できたらいいなと思っています。
サポーター、エステティシャンとして、まだまだ未熟ではありますが、人とのご縁を大切にしながら、少しでも地域の方々のお役に立つことができたらうれしいです。

◇PROFILE
みやはら みちるさん
結婚を機に紀宝町に移住した宮原さん。「ファミリーサポーターやエステティシャンの仕事をとおして、子育てで忙しいお母さんたちの力になりたい」と話していました。

◎3月号は鵜殿の井口(いぐち)冬歩(ふゆほ)さんです。宮原さんからは「ありがとうございます。よろしくお願いします。」

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