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自治体の皆さまへ

空き家の生かし方(2)

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三重県鈴鹿市

■空き家活用事例をご紹介~空き家をカフェに~
長太栄町三丁目にある「食薬ごはんmihwa」。空き家を活用して、食薬ランチやスイーツを出すカフェを営んでいます。キムチ作りや味噌作りなどのワークショップも行っています。

◇ビビっときた空き家
昨年5月にこの店をオープンしました。以前は間借りをして営業していましたが、さらにやりたいことができ、それを叶えられる選択として、空き家を活用することにしました。この物件は、市の空き家バンクで紹介いただきました。まさにビビっときましたね。経費を抑えてすぐにオープンできたし、皆さんに喜んでいただいているので、この空き家を選択してよかったと思っています。

◇「おばあちゃんの家みたい」
大きい通りに面していませんが、SNSで広まったことで、お客さんに来ていただいています。
お客さんからは、「おばあちゃんの家みたいでホッとできる」と言っていただけますね(笑)。ついつい「お邪魔します」と言ってしまうぐらい落ち着いた雰囲気をつくれているのは、空き家だからこそだと思います。

食薬ごはんmihwa(みふぁ)オーナー
古市弥生(ふるいちやよい)さん(管理栄養士)

■空き家に関する制度を利用した人の声
[空き家無料相談会をきっかけに成約Aさん]
所有する家を地域のサロンとして利用していましたが、コロナの流行がきっかけで空き家に。このままでは老朽化が進むと思い、空き家バンクに登録しました。
なかなか買い手が見つからなかったため、市の無料相談会に参加。そのとき対応いただいた不動産業者の仲介で、購入者を見つけることができました。どうにかしたい思いがあれば、解決できるものだと思いました。

[空き家バンク制度に登録後半年で成約Bさん]
相続する予定の住宅を不動産業者に登録し、買い手を探していましたが、見つかりませんでした。相続手続きの途中で空き家バンクの制度を知り登録したところ、1年も経たないうちに成約。今も思い出のある住宅を使っていただけて、喜んでいます。

◇利用しよう空き家バンク
空き家を有効活用するため、売却、賃貸物件情報をウェブサイトなどで広く発信し、空き家の処分や活用を考える所有者と空き家を利用したい希望者をつなげています。
※市は、内覧・交渉・契約などには一切関与しません。当事者間で行っていただきます。

相続などで、突然、空き家を所有することになったら、多くの方が戸惑ったり、負担に感じたりすると思います。
空き家は大切な財産ですので、放置しておくのではなく、活用してみてはいかがでしょうか。
自身で活用が困難な場合は、市が運営する空き家バンクなど、住まいの支援制度を利用することをお勧めします。
また、本市が毎年開催している空き家無料相談会は、多くの方に参加いただいており、各種専門家の団体が、空き家や住まいに関するさまざま悩みにお応えしています。ぜひ、ご相談ください。

住宅政策課 課長 井上滋生(いのうえしげお)

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お問い合わせ:住宅政策課
【電話】382-7616【FAX】382-8188【E-mail】jutakuseisaku@city.suzuka.lg.jp

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