■9月1日は、関東大震災から100年目にあたります
今年は、1923年(大正12年)に発生した関東大震災から100年目にあたります。関東大震災は、近代日本の首都圏に大きな被害をもたらした、日本の災害史において特筆すべき災害であり、その発生日である9月1日が「防災の日」と定められています。この機会に改めて、日頃の備えを見直しましょう。
◆地震による火災について
関東大震災では、南関東および隣接する1都4県で震度6の地震が発生したことなどにより、全半潰・消失・流出・埋没の被害を受けた住家は総計37万棟にのぼり、死者・行方不明者は約10万5000人におよぶなど、甚大な被害をもたらしました。
また、地震発生が正午ごろで、昼食の時間と重なったことから多くの火災が発生し、犠牲者の約9割は火災が原因によるものでした。近年でも地震による火災が発生しており、阪神淡路大震災や東日本大震災で発生した火災の6割以上が、電気に起因する火災といわれています。
◆感震ブレーカーとは
地震による電気火災対策に効果的とされるのが『感震ブレーカー』です。
感震ブレーカーは、地震発生時に設定値以上の揺れを感知したときに、電気を自動的に止める器具です。感震ブレーカーの設置は、不在時やブレーカーを切って避難する余裕がない場合に電気火災を防止する有効な手段です。
比較的安価な簡易タイプもありますので、ぜひ設置を検討してください。
▽主な感震ブレーカーの種類
・分電盤タイプ(内蔵型)
・分電盤タイプ(後付型)
・コンセントタイプ
・簡易タイプ
問合せ:総務課防災危機管理室
【電話】25-1118
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