一般会計の歳入総額は86億8,201万円で、前年度比1.0パーセントの増。歳出総額は82億6,713万円で、前年度比1.5パーセントの増となっています。(1万円未満四捨五入。以下同じ)
▽一般会計歳入
・町税…皆さんが収める「町民税」、「固定資産税」、「軽自動車税」など
・国庫支出金…国が地方公共団体に対して支出する負担金や委託費、補助金など
・地方消費税交付金…地方消費税の市町村分が、都道府県から市町村に交付されたもの
・府支出金…府が地方公共団体に対して支出する負担金や委託費、補助金など
・町債…町の借入金
・法人事業税交付金…法人事業税の一部を財源をとして、市町村の従業員数に応じて、都道府県から市町村に交付する交付金
▽会計別決算額
特定の事業を行うため一般会計と分けて設置する特別会計には、国民健康保険、三郷山財産区、介護保険、後期高齢者医療の各会計があります。企業会計には、水道事業、下水道事業会計があります。
▽実質単年度収支 8年連続の黒字
歳入から歳出を差し引いた形式収支額は4億1488万円で、そこから翌年度へ繰り越す財源を控除した実質収支額は3億8439万円となりました。
前年度の実質収支額と比較した単年度収支額は1800万円の赤字となりましたが、単年度収支額に財政調整基金(※)積立額を加え、財政調整基金取崩額を控除した実質単年度収支額は5億5182万円となり、8年連続しての黒字となりました。
歳入では、コロナ禍からの業績回復などの要因で町税が増え、平成12年度以来の52億円超えとなり、前年度と比較して3億1840万円の増となりました。
歳出では、新型コロナウイルス感染症対策・物価高騰対策として、水道料金臨時助成金事業や非課税世帯に対する給付金事業、農産物肥料高騰対策緊急支援事業など、町民の生活を守る事業の実施に加え、新市街地(みなくるタウン)整備事業や「まちのにわ構想」に係る中央公園拡充整備事業などの推進により、前年度と比較して1億1981万円の増となりました。
※財政調整基金…年度間の財源の不均衡を調整するための基金
▽一般会計歳出
・民生費…こども園や社会福祉、障害者福祉などの事業に要する経費
・総務費…戸籍や税の徴収、人事など他の部門に分類されない事業に要する経費
・土木費…道路、公園などの事業に要する経費
・教育費…学校教育や生涯学習、スポーツ振興などの事業に要する経費
・衛生費…母子保健や予防接種、廃棄物処理などの事業に要する経費
・消防費…消防救急などの事業に要する経費
・公債費…町債を返済する元利償還金など
・商工費…商工業振興、交流促進などの事業に要する経費
・農林水産業費…農業などの事業に要する経費
・議会費…議会活動に要する経費
・労働費…労働福祉の事業に要する経費
▽経常収支比率の推移
経常収支比率とは、町税など毎年経常的に入るお金に対して、人件費や扶助費、公債費など、毎年必ず支出しなければならないお金が占めている割合のことです。
割合が高いほど、自由に使ったり、貯金したりするお金の余裕がなく、財政状況が硬直化していることになります。
前年度(令和3年度)の82.0パーセントから81.3パーセントと0.7ポイント改善する結果となりました。
問合せ:企画財政課
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