文字サイズ
自治体の皆さまへ

特集 住み慣れたこのまちで いつまでも生き生きと(1)

2/36

京都府久御山町

現在、久御山町の65歳以上の人が占める割合は約31パーセントで、令和22年には34パーセントを超えると予想されています。
住み慣れたまちで、生き生きと自分らしく生活を送るため、久御山町にはさまざまな福祉サービスや福祉施設があり、皆さんの生活をサポートしています。
自宅から通うデイサービスや短期間利用できるショートステイ、専門スタッフが一人ひとりにあった介護サービスを提供する特別養護老人ホーム。
住み慣れた地域でいつまでも生き生きと暮らせるまちであるために、一人ひとりに寄り添いながらサポートをするスタッフの皆さんに話を聞きました。

▼特別養護老人ホーム 久御山しみずの里
その人らしい生活を継続できるように支援する「しみずの里」。利用者のニーズに合わせ、特別養護老人ホーム、ショートステイ、デイサービスが利用できる施設です。
住み慣れた地域で過ごし、「ここを選んでよかった」と思ってもらえるように、職員がサポートします。
地域の人が多目的に利用できる地域交流スペースもあります。

久御山町佐山西ノ口146番地1
【電話】0774-41-1081

▽少しでも後悔が減らせるように
介護福祉士 山本崇雄(やまもとたかお)さん
看護師 岡本百合子(おかもとゆりこ)さん

山本さん
ユニットリーダーとして介護職員をまとめ、利用者さんの介護をしています。
利用者さんと話すときは、本人が安心できるような会話を心がけています。言葉によっては不安になったり、帰宅願望が出たりするので、声のトーンや話すスピードなど、その人に合わせたコミュニケーションの取り方を工夫しています。

〇通じていると思える瞬間
認知症を発症して、普段は会話が難しい利用者さんもいますが、ふとした瞬間に「ありがとう」という言葉が返ってくることがあります。通じているんだと思えて嬉しい瞬間です。
この仕事では、看取りの場面もあります。その時に、「これでよかったのか、もっとこうしてあげられたんじゃないか」という後悔を少しでも減らせるように、日々介護をしていけたらと思っています。

岡本さん
入所者さんの健康管理をしています。
高齢の人は病気を持っていることも多く、わずかな体調の悪化から急激に悪化してしまうこともあります。日々接している介護士と協力し、体調変化の早期発見ができるように心がけています。

〇わずかな変化に気づけるように
認知症の人は自分の思いを上手く伝えられないことも多いので、食事の進み具合など、わずかな変化に細心の注意を払っています。早め早めの対応で、必要であれば病院受診につなげられるように気を付けています。
利用者さんの笑顔が見られたときは嬉しいですね。入院していた利用者さんが退院してきて、元気な顔を見られたときはホッとします。利用者さんから働く上でのやりがいを教えてもらっている気がします。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU