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自治体の皆さまへ

特集 住み慣れたこのまちで いつまでも生き生きと(2)

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京都府久御山町

▼社会福祉法人八康会 楽生苑
健康で生きがいを持って日々の生活を送れるようサポートする「楽生苑」。特別養護老人ホーム、ショートステイ、通所介護、ケアハウス、訪問介護など、久御山南病院とともに町全域の介護・医療面でサービスを提供しています。
デイサービスでは、在宅での状態に応じて食事、入浴、排泄など利用者に合わせたサービスを提供。帰宅は4つの時間から選べるなど、利用しやすい環境を整えています。

久御山町坊之池坊村中66番地
【電話】075-632-1094

▽いっぱい笑って帰ってもらいたい
生活相談員・介護福祉士 上川加奈代(うえかわかなよ)さん
介護支援専門員・社会福祉士・介護福祉士 寺田美紀子(てらだみきこ)さん

上川さん
楽生苑でデイサービスを担当しています。
一日一日の関わりを大切にし、いっぱい笑って帰ってもらえるようにと思っています。毎日、楽しかったと言って帰ってもらえるのが励みになりますし、家族の人から「デイサービスに行きだしてから、おじいちゃん、おばあちゃんが明るくなった」と言ってもらえると嬉しいです。

〇家族に寄り添う
利用者さんとの関わりはもちろん大切ですが、家族との寄り添いも非常に大切で、寄り添うことで家族の変化にも気づけるようになると思っています。

寺田さん
ケアマネジャーとして、介護保険に関わる相談や手続きの代行、ケアプランの作成など、必要なサービスが受けられるようサポートしています。

〇あなたでよかった
親友のお父さんの看取りにケアマネジャーとして関わったことがありました。すごく重圧でしたが、親友が「あなたでよかった。心強かった」と言ってもらえたときは、心の底から良かったと思えました。家族も含めて役に立てると感じられたときは、やってて良かったなと思います。

〇地域に根付いた施設に
ちょっとした相談や介護保険のことなど、分からないことがあれば、何でも気軽に相談してください。地域に根付いた施設になればと思っています。

▼介護老人保健施設 ひしの里
利用者と家族の笑顔の架け橋となり、真心のこもった家族愛の介護で、利用者の笑顔があふれる「ひしの里」。入所、短期入所、通所リハビリ、訪問リハビリのサービスを提供する介護老人保健施設です。
リハビリは、身体の状態や自宅の状況を聞き取り、これからの生活に必要な動作を考えたうえで、専従セラピストが1人ひとりにあった運動メニューを提案しています。

久御山町佐古内屋敷81番地1
【電話】0774-43-2626

▽自信を取り戻してもらえた時が1番嬉しい
理学療法士 濱松弘次(はままつこうじ)さん

ひしの里でのリハビリの目標は、自立支援です。最終的には卒業してもらい、自宅で生活を送ってもらえるよう支援しています。利用者さんの目標は人それぞれ違い、あまり高くない目標の人もいますが、本人の意見を最大限尊重し、促せるところは促し、自立に向けた支援をしています。

〇過ごす機会が長い生活期のリハビリに携わりたい
リハビリには、急性期、回復期、生活期と段階がありますが、最終的には生活期で過ごす機会が圧倒的に長くなるので、そこに関わるリハビリに携わりたいと思い、今の仕事をしています。

〇1人ひとりに合わせたコミュニケーション
急性期のリハビリと、生活期のリハビリは全くの別物です。生活期では週に1~2回しか関わることができないので、普段の生活の中で良くしていけるような動作の指導や自主練習、生活習慣の考え方を提案しています。そのため、提案する生活を受け入れてもらえる関係性づくりが大切です。楽しく運動してもらえるよう声のトーンや表情を意識していますが、中には明るく話されることが辛い人もいます。一人ひとりに合わせたコミュニケーションが大切だと思っています。
人は、身体が思うように動かないと、どうしてもネガティブな感情になってしまいます。リハビリによって動作が良くなることは、もちろん嬉しいですが、それ以上に、ネガティブになっていた人が自信を取り戻し、最初とは別人のように明るくなってもらえた時が1番嬉しいですね。
リハビリは、敷居の高い物でも辛いものでもありません。会話も含めて楽しく運動しましょう。

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