■SNS上の投資グループで勧誘されるFX取引トラブル
近年、全国の消費生活センターなどには、FX取引(外国為替証拠金取引)に関する相談が寄せられており、特にシニア層を中心に増加傾向が見られます。
SNSやインターネット上の広告、SNSで知り合った人からの紹介などをきっかけにSNSの投資グループに誘われ、そこでFX取引を持ちかけられる新たなパターンが目立つようになっています。
▽相談事例
老後に備えて勉強するため、SNSの広告で見た投資セミナーのLINEグループに登録した。そこで、実際に資産運用に成功したという事例を聞き、FX取引を始めた。
取引を進めると利益が出たので徐々に投資額を増やし、計500万円を毎回異なる個人名義の口座に振り込んでいた。その後、500万円の出金を求めたところ、「出金には税金として160万円が必要」と言われ振り込んだ。しかし、500万円は出金されなかった。
▽消費者へのアドバイス
・振込先に個人名義の口座を指定されたときは、絶対に振り込まないでください。
・無登録業者との取引は行わないでください。
・不安に思ったときや、トラブルが生じたときは、すぐに最寄りの消費生活センターなどへ相談しましょう。
消費生活のトラブルは、消費者ホットライン「【電話】188(いやや)」、京都府消費生活安全センター【電話】075-671-0004、京都府山城広域振興局商工労働観光係【電話】0774-21-2103へ。
毎週木曜日午後1時~4時には、消費生活相談員が役場で無料相談を受け付けています。
問合せ:産業・環境政策課
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