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自治体の皆さまへ

教えてコスモさん!~SDGsのアレコレ~

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京都府亀岡市

◆第28回 日常の景色にあるSDGsを見つけてみる─その23
11月に入り、まちなかの木々も、少しずつ赤や黄色に色づいてきました。丹波亀山城趾や出雲大神宮、保津峡など、市内には紅葉の名所がたくさんあり、国内外から多くの観光客も訪れます。カメラを手に、鮮やかな紅葉を撮影することが楽しみという人もいるでしょう。
一方で、あなたが見ている「色」は、家族や友人と同じように見えているかというと、必ずしもそうではありません。加齢など、さまざまな理由で、例えば水色とピンクが同じ色に見える人もいます(注1)。そこで「カラーユニバーサルデザイン」の視点から考えることが求められます。「カラーユニバーサルデザイン」とは、多様な色覚に配慮して、情報がなるべくすべての人に正確に伝わるように、利用者の視点に立ってデザインすることです(注1)。SDGsでは、目標10「人や国の不平等をなくそう」を達成するために必要です。
また、色の見え方と同じく、匂いや香りに対する感じ方も、すべての人が同じではありません。あなたが好きな香水や柔軟剤の香りが、他の人には頭痛や吐き気の原因になってしまうこともあります。SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」の観点からも、こうした人それぞれ異なる「感じ方」に互いに配慮しながら、暮らしやすい亀岡のまちをつくるためには、一体どのようなことが必要か、家族や友人と一緒に考えてみませんか。

注1:東京都(2011)「東京都カラーユニバーサルデザインガイドライン」から引用

◇文章
高木 超(たかぎ・こすも)
慶應義塾大学大学院
政策・メディア研究科 特任助教
亀岡市参与(SDGsアドバイザー)

◇本紙写真
江見 彩香(えみ・あやか)
元ファインダー女子広報部
女子学生による亀岡のPR隊“ファインダー女子広報部”(2018-2019)として活動。
現在、プロのフォトグラファーとして奮闘中!

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