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自治体の皆さまへ

教えてコスモさん!~SDGsのアレコレ~

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京都府亀岡市

◆第23回 日常の景色にあるSDGsを見つけてみる─その18

昨年6月に、各地のランドマーク施設が緑色にライトアップされた光景をご覧になった人もいるのではないでしょうか。それは6月5日の「環境の日」に合わせて行われていたのかもしれません。今から51年前、1972年6月5日から16日までスウェーデンの首都ストックホルムで「国連人間環境会議」が開催されました。これを記念して日本が国連に提案し、世界共通の「世界環境デー」が定められ、日本でも「環境の日」が定められました(注1)。亀岡市は「世界に誇れる環境先進都市」を目指していますから、ぜひ意識したい記念日です。
この時期、市内では青々とした田園風景が広がります。水が張った田んぼでは、さまざまな水生昆虫が暮らし、春先に田んぼを泳ぎ回っていたおたまじゃくしは、梅雨の時期を迎えてカエルになり、合唱を始めます。農業が地域で継続して行われることで、さまざまな生き物が暮らすことができ、SDGsの目標15「陸の豊かさを守ろう」の達成にもつながります。
「田んぼ」や「お米」に関連する市内の話題で思い浮かぶのが、化学肥料などを使わずに育てられたオーガニック米です。保津小学校では、昨年からモデル校として給食へのオーガニック米の提供がはじまり、今後全小学校へ拡大する予定となっています。
今月は、梅雨の時期を迎える田んぼを眺めながら、環境とSDGsとの関連を想像してみてはいかがでしょうか。

注1:環境省ウェブサイト「環境の日and環境月刊」
https://www.env.go.jp/guide/envmonth/

◇文章
高木 超(たかぎ・こすも)
慶應義塾大学大学院
政策・メディア研究科特任助教
亀岡市参与(SDGsアドバイザー)

◇本紙写真
江見 彩香(えみ・あやか)
元ファインダー女子広報部
女子学生による亀岡のPR隊“ファインダー女子広報部”(2018-2019)として活動。
現在、プロのフォトグラファーとして奮闘中!

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